ボートレース徳山では7月30日から8月5日まで「tysテレビ山口杯争奪戦」が開催される。月またぎの7日間ロングシリーズにA1勢からは松井繁（大阪）、仲口博崇（愛知）、中辻崇人（福岡）、赤岩善生（愛知）、桐本康臣（三重）、萩原秀人（福井）、田中和也（大阪）、西村拓也（大阪）、中田元泰（香川）、末永由楽（岡山）、近江翔吾（香川）が参戦。豪華メンバーが顔をそろえ、あっという間の7日間となりそうだ。
シリーズの軸はもちろん松井繁だろう。松井は6月の徳山グラチャンはF休みのため欠場。当地参戦は昨年9月の徳山周年以来で約10カ月ぶりになる。松井は通算418優出142Vというケタ違いの実績を誇るが、徳山は通算2優出1Vという意外な成績。20年2月の「山口マツダ・周南東店カップ」でようやく徳山初Vを飾ったのが記憶に新しい。今節は徳山2回目の優勝をめざしてどんな走りを見せるのか注目だ。
対抗一番手は赤岩善生。徳山通算10優出3Vの実績を持ち、今年3月の「中日スポーツ杯争奪戦」で1･1･1･1･1･1･1･2･1･1着の快走を演じて10戦9勝の準パーフェクトVを飾ったばかりだ。6月の徳山グラチャンでは予選46位と不本意な結果に終わっただけに、今節は雪辱の走りに期待したい。
萩原秀人も楽しみだ。徳山通算11優出3Vの実績。今年1月のG2徳山MB大賞で優出4着の活躍を見せ、6月の徳山グラチャンでも予選8位通過で準優3着と見せ場を作っていた。好相性の徳山で今節もV争いを沸かせる可能性大だろう。
近況リズムでは西村拓也が侮れない。今年10優出4Vをマークする充実ぶり。3月の住之江戦、4月の蒲郡G3企業杯、4月の丸亀戦、6月の常滑戦とコンスタントに優勝を重ねている。徳山は通算8優出1Vと相性上々で、12年新鋭リーグで11連勝パーフェクトVを飾ったこともある。今節は当地2回目の優勝へ突き進みたい。
その他にも22年ヤングダービー覇者の近江翔吾や、05年徳山周年覇者の仲口博崇、今年4Vと好調な中辻崇人、徳山V歴を持つ田中和也、今年3Vをマークしている桐本康臣、今年2Vの中田元泰と末永由楽など楽しみな選手がズラリ。V争いは熾烈を極めそうだ。


（データはすべて7月14日現在。カッコ内は所属支部）