ボートレース徳山では3月26日から「サンケイスポーツ杯争奪戦」が開催される。男女混合の6日間シリーズにA1勢からは三嶌誠司（香川）、谷村一哉（山口）、妹尾忠幸（岡山）、石橋道友（長崎）、益田啓司（福岡）、篠崎元志（福岡）、里岡右貴（福岡）、尾嶋一広（兵庫）、中村辰也（長崎）、村上遼（長崎）、権藤俊光（大阪）が参戦。今年度最後の徳山ウィナーとなるのは誰か。
V争いの軸は篠崎元志だ。しかし徳山は通算3優出0Vで意外にもまだ優勝なし。11年のG1徳山周年で優勝戦1号艇に乗ったが丸岡正典の3コースまくりを浴びてイン戦4着という苦い思い出もある。すでに20場でV歴を持つ篠崎にとって、まだ優勝がないのは江戸川、鳴門、徳山、下関の4場だけ。ここで徳山初Vを飾って全場制覇へ一歩前進したい。
負けられないのは地元のエースを担う谷村一哉だ。徳山は通算29優出8Vの実績を誇る水面。昨年は徳山を7節走って3優出0Vと優勝できなかっただけに、今度こそ19年6月以来となる当地Vを飾りたいところだ。近況は1月の尼崎戦で今年初Vをマークするなどリズム上々。地元の意地を見せてV争いを引っ張りたい。
妹尾忠幸も楽しみだ。2月に徳山で行われた中国地区選で予選11位に入って久々のG1準優出を果たす活躍。準優では寺田千恵との2番手争いに敗れて惜しくも3着に終わったが、大いに見せ場を作る一節になった。今節もV争いを賑わす走りを期待したい。
その他では徳山3Vの実績を持つ三嶌誠司や、27期連続A1級と安定感が光る石橋道友、1月の福岡戦で優勝するなど好リズムの益田啓司、徳山最近4節で3優出をマークしている里岡右貴、3期ぶりにA1級へ復帰した中村辰也と村上遼、徳山5優出と当地相性良好の尾嶋一広、19年の当地「サンケイスポーツ杯争奪戦」で優出3着に入っている権藤俊光らに注目したいところ。A1勢以外では2月の宮島戦でデビュー初Vを飾って勢いに乗る山ノ内雅人（福岡）や、徳山4Vの福田雅一（香川）、2月の鳴門戦で優勝するなど今年3優出1Vと好調な小野勇作（佐賀）らが見逃せない。


（データはすべて3月2日現在。カッコ内は所属支部）