ボートレース徳山では1月16日から6日間シリーズの「西日本スポーツ杯争奪戦」が開催される。A1勢からは野添貴裕（大阪）、中辻崇人（福岡）、吉田拡郎（岡山）、大峯豊（山口）、奈須啓太（福岡）、青木玄太（滋賀）、武富智亮（佐賀）、岩永雅人（愛知）、権藤俊光（大阪）、吉田裕平（愛知）が参戦。強豪ひしめくハイレベルなシリーズとなりそうだ。
負けられないのは地元のエース格を担う大峯豊。正月レースに続いて早くも今年2回目の徳山参戦になる。正月戦では寺田祥の牙城を崩せず優出3着に終わったが、2･2･1･2･3･1･2･3･1･3着とオール3連対の充実した走りを見せていた。今度こそ勝ち切って徳山8回目の優勝なるか。昨年は6Vをマークしてボートレースクラシック出場権を獲得する活躍だっただけに、今年もまずこの徳山戦を制してVラッシュの口火を切りたい。また2月に徳山で行われるG1中国地区選手権へ弾みをつける一節にもしたいところだ。
もう一人のV候補筆頭格は吉田拡郎。昨年は記念1優出0Vと苦しんだだけに今年にかける思いも高まっているだろう。徳山は通算12優出2Vと相性上々で、当地G1優出も3回マークした実績がある。2月の徳山G1中国地区選手権でV獲りを狙うためにも、ここで優勝して良い流れを作りたい。
見逃せないのは青木玄太だ。昨年11月の徳山戦「住信SBIネット銀行賞」で優勝したばかり。1･3･3･1･1･1･1･3･1･1着という節間7勝のオール3連対で圧勝したのが記憶に新しい。徳山は3節連続優出中と相性抜群。今節も大暴れを見せるのか楽しみだ。
その他では昨年11月の住之江マスターズリーグで優勝するなど好調な野添貴裕や、19年11月の徳山戦でオール3連対Vを飾っている中辻崇人、18期連続A1級と安定した走りが光る奈須啓太、2期ぶりのA1級復帰となる武富智亮、前期勝率6.28でA1級初昇格を果たした岩永雅人、記念戦線でも存在感を見せ始めた権藤俊光、2年連続でトップルーキーに選出された吉田裕平らがV争いに加わってきそうな気配。またA1勢以外にも村松修二（広島）をはじめ、徳山V歴のある北川幸典（広島）、正木聖賢（広島）、吉川喜継（滋賀）、12月の児島戦で自身4回目の優勝を飾った木田峰由季（福井）、12月の津戦でデビュー初Vを果たした金子和之（埼玉）など楽しみな選手が揃っている。


（データはすべて1月1日現在。カッコ内は所属支部）