ボートレース徳山の正月レース「KRY山口放送杯争奪戦」が12月27日から1月1日までの年またぎで開催される。A1勢（※開幕時点）からは寺田祥（山口）、谷村一哉（山口）、興津藍（徳島）、原田篤志（山口）、大峯豊（山口）、中越博紀（香川）、渡邉和将（岡山）、森永隆（山口）が参戦。地元山口支部勢に加えて中四国地区などからも強豪を迎え、21年最初の徳山覇者の座を争う。
V候補の筆頭はもちろん寺田祥だ。20年は1月に徳山周年で優勝、8月にSGボートレースメモリアルで優勝、12月にBBCトーナメントで優勝と大舞台での活躍が光る一年に。3年ぶり3回目のグランプリ出場も果たすなど充実したシーズンになった。21年もこの勢いを維持するために、まずは正月戦でしっかり結果を残したいところ。01年、09年、13年、18年、19年に続く6回目の徳山正月レース制覇を狙う。
近況の勢いなら大峯豊だ。11月の若松戦でオール2連対Vを飾ると、翌節の大村戦でも優勝し、さらに翌節の芦屋戦でもオール3連対Vをマーク。怒涛の3節連続Vを飾って今年6Vに伸ばし、来年のSGボートレースクラシック出場へ当確ランプを灯した。21年シーズンを良いリズムで迎えられそうだ。20年は徳山を5節走ったが一度も優出できなかっただけに、21年は徳山のファンの前でも勇姿を見せたい。
また地元勢では14年に徳山正月レース「KRY山口放送杯争奪戦」で優勝している谷村一哉や、徳山3回目の優勝を狙う原田篤志、前期勝率6.41でA1級キープに成功した森永隆らにも注目だ。
遠征勢では興津藍が見逃せない。前期勝率7.90は今節出場メンバーのなかで断トツの数字。7月から9月にかけて圧巻の5節連続Vを飾るなど前期は大暴れが光った。今期に入っても11月の鳴門戦でオール3連対Vを飾るなど好調をキープ。徳山でも過去2Vの実績を持つ興津だけに、地元勢にとっては強力なライバルとなりそうだ。


（データはすべて11月30日現在。カッコ内は所属支部）