ボートレース徳山では9月1日から「マンスリーBOATRACE杯争奪戦」が開催される。A1勢からは西島義則（広島）、中里英夫（群馬）、石川真二（福岡）、橋本久和（群馬）、天野晶夫（愛知）、佐々木康幸（静岡）、吉村正明（山口）、有賀達也（埼玉）、本多宏和（愛知）が登場。どんな戦いとなるのか楽しみな5日間シリーズだ。
V争いを引っ張るのは地元の吉村正明だろう。今年すでに4Vをマークする充実ぶり。3月の下関戦、4月の宮島戦、7月の徳山戦、7月の唐津戦と優勝を重ねてきた。来年のSGボートレースクラシック出場権が狙える状況なだけに、この地元戦で今年5回目の優勝を目指したいところだ。徳山は現在5節連続優出中と好相性。今年は当地を2節走っているが、7月の「九州スポーツ杯争奪戦」で優勝、8月のお盆レース「tysテレビ山口杯争奪戦」で優出4着といずれも好走を見せている。3カ月連続の徳山参戦となるだけに、地元の利を生かしてシリーズ序盤からV戦線をリードしたい。
対抗一番手は西島義則か。58歳となった今なおその走りは健在そのもの。4月のマスターズチャンピオンで優出5着に入るなど今年8優出をマークしており、今年の勝率7.39は今節出場メンバーのなかで堂々トップの数字だ。徳山では実に12回もV歴があり水面相性は抜群。自在のコース取りを武器にV争いをかき回しそうだ。
佐々木康幸も侮れない。徳山は5Vの実績を誇る好相性水面。近況も18年5月の一般戦で優出3着、19年3月の一般戦で優出6着、19年5月の一般戦で優出3着、19年8月の一般戦で優出5着、そして今年3月のG3企業杯で優出6着と、徳山5節連続優出中と活躍が続いている。今年7優出2Vと近況リズムも上々。持ち前の切れ味鋭い走りを見せてくれそうだ。
その他にも8月の鳴門戦で優勝するなど近況好調の石川真二や、徳山2Vの実績がある橋本久和、17年3月の徳山戦で5コースまくり差しを決めて優勝した経験を持つ有賀達也らがV争いに加わってきそう。A1勢以外では今年2Vをマークしている岩崎正哉（福岡）や、3月の丸亀戦でデビュー初Vを飾った服部達哉（愛知）らにも注目したい。


（データはすべて8月17日現在。カッコ内は所属支部）