ボートレース徳山の正月レース「yab山口朝日放送杯争奪戦」が12月28日～1月2日の年またぎで開催される。地元の山口支部から白井英治、前野竜一、吉村正明、大峯豊、竹田辰也、末永祐輝、森永隆、佐々木完太らが登場。遠征勢からも魚谷智之（兵庫）や吉川元浩（兵庫）ら強豪が参戦する。
白井英治は徳山正月レースを2連覇中だ。前々回（21年12月27日～22年1月1日）は1･1･1･1･1･2･1･1･1･1着で10戦9勝の準パーフェクトV。前回（22年12月27日～23年1月1日）は1･1･2･1･1･1･1･2･1･1着で10戦8勝のオール2連対Vを飾り、逆転で年間賞金王に輝いたのが記憶に新しい。今回も圧倒的な強さを見せてV争いを独走するのか。白井は徳山最近5節で5優出4Vと近況ほぼ敵なしの状態。地元ファンは豪快なピンラッシュと徳山通算26回目の優勝を待っている。
白井にとって強力なライバルとなるのは魚谷智之と吉川元浩の兵庫勢だろう。魚谷は賞金ランキング50位台に沈む苦しい23年シーズンだったが、11月の常滑戦で約1年4カ月ぶりの優勝を飾るなど近況リズム上昇ムード。徳山は通算11優出4Vと好相性で、07年には徳山周年で優勝した経験も持つだけに楽しみだ。吉川は23年に12優出6Vをマークする活躍。50代になっても剛腕ぶりは健在だ。徳山は通算9優出1Vで、徳山周年で優出4回を記録しており相性は悪くない。兵庫コンビがV争いを沸かせる可能性大だろう。
地元勢では佐々木完太にも期待したい。近況絶好調で怒涛の優出ラッシュ中だ。10～12月にかけて徳山ルーキーシリーズで優出3着、丸亀ルーキーシリーズで優出4着、戸田ルーキーシリーズで優出2着、平和島一般戦で優出3着、下関ルーキーシリーズで優勝と5節連続優出をマーク。10月以降に限ると勝率8.23という快進撃を見せている。徳山では9月の「日刊スポーツ杯争奪戦」で待望の当地初Vを飾ったばかり。正月レースで徳山2回目の優勝を狙う。
その他では23年は徳山7優出2Vの大活躍だった竹田辰也や、11月の徳山戦「マンスリーBOATRACE杯争奪戦」で優出4着に入ったばかりの大峯豊、昨年の徳山正月レースで優出4着の末永祐輝、6月の「にっぽん未来プロジェクト競走」に続く2回目の徳山Vをめざす森永隆らがV争いを賑わせそうだ。


（データはすべて12月9日現在。カッコ内は所属支部）

山口133期の小林京平はボートレーサー養成所時代にリーグ戦で勝率6.92の好成績を残し、全7戦で5優出1Vをマーク。修了記念レースでは3コースからまくって頂点に立った。
養成所チャンプとして注目を集めるなか23年11月9日に下関戦でデビュー。初出走でいきなり2着に入って才能の片鱗を見せた。デビュー2節目は11月22日からの徳山戦だったが、6･6･6･6･6･6･6･3･5･6着と思うような結果は残せず。徳山2回目の参戦となる正月レースでは見せ場を作りたいところだ。


（データはすべて12月9日現在）