2月18日・19日に周南市内で開催予定の「全国工場夜景サミット」。全国工場夜景都市協議会に加盟している山口県周南市、兵庫県尼崎市、福岡県北九州市など12都市が参加し、工場夜景の魅力を全国に発信する取り組みを行っている。11年から開催されており今回で12回目。周南市では14年に続いて2回目の開催だ。
それに合わせてボートレース徳山では2月11日から「全国工場夜景サミット開催記念 周南工場夜景カップ」が行われる。7日間のロングシリーズに室田泰史（福井）、白水勝也（福岡）、岡瀬正人（岡山）、東本勝利（三重）、中村亮太（長崎）、長尾章平（山口）、今井貴士（福岡）、山ノ内雅人（福岡）、佐藤隆太郎（東京）らが参戦。朝の徳山でバトルを繰り広げる。
V争いで注目したいのはまず佐藤隆太郎だ。1月に常滑で開催された「3daysバトルトーナメント」で優勝。抽選でファイナル1号艇を引き当てる幸運もあったが、並み居る強豪たちを打ち破って頂点に立った。常滑で3日間短期決戦を制した佐藤が、徳山では7日間長期決戦でどんな走りを見せるのか楽しみだ。当地前走となる19年徳山ルーキーシリーズで優出6着に入っており水面相性に不安はない。
今井貴士も有力なV候補だろう。前期勝率7.24は今節出場メンバーのなかでトップの数字だ。近況リズムも上々で、1月に津一般戦と丸亀一般戦で連続優出をマークしている（※丸亀は最終日中止打ち切りのため記録上は優出扱いにならず）。徳山ではまだV歴こそないものの優出7回と水面相性は良好。昨年12月の「BTSオラレ田布施開設5周年記念」で優出5着に入っており、今節は徳山2節連続優出がかかる。
白水勝也も侮れない。今期勝率7.49と近況好調ムード。今年10月に50歳の大台を迎えるベテランだがその走りは色褪せていない。徳山はG1周年記念で2回優出するなど相性が良い水面で、近況も当地3節連続優出中という強さ。V争いに顔を出してくる可能性が高そうだ。
その他では20年徳山マスターズリーグで優勝するなど当地2Vを誇る岡瀬正人や、地元のエース格を担う長尾章平、現在B2級だが実力は折り紙付きの中村亮太、12月の若松戦で優勝するなど好調な山ノ内雅人、今期勝率6.20と復調してきた室田泰史、徳山最近5節で4優出の東本勝利らに注目したい。


（データはすべて1月26日現在。カッコ内は所属支部）

山口119期の高岡竜也が近況好リズムだ。今期勝率5.93は自己ベストを1点以上も上回るペース（これまでの自己ベストは20年後期適用の4.84）。昨年12月の常滑ルーキーシリーズでは5日目までオール3連対で走って自身2回目の優出を飾り、1月の下関G3企業杯では強豪に割って入って準優進出を果たすなど好走が続いている。A級初昇格がはっきりと射程圏に入ってきた。
徳山では昨年6月の「レノファ山口カップ」でデビュー初優出を果たして2着に入る大活躍を見せたのが記憶に新しいところ。今節目指すは自身3回目の優出とデビュー初Vだ。


（データはすべて1月26日現在）