ボートレース徳山の正月レース「2022西京波者決定戦」が12月27日から1月1日の年またぎで開催される。地元山口支部からは白井英治、大峯豊、海野康志郎、柳生泰二、佐々木完太らが参戦。元日の優勝戦を制するのは誰になるのか。
白井英治はグランプリを戦い終えての徳山転戦。22年初Vを目指して地元に参戦する。徳山ではこれまで優勝19回をマークしており、徳山正月レースは06年、09年、16年、17年、20年と5回のV歴。今回も強さを見せつける一節となるか。この徳山戦のあとすぐ尼崎周年、芦屋周年、中国地区選とG1連戦へ突入するだけに、優勝して勢いをつけたいところだ。
対抗一番手は柳生泰二か。前期勝率7.23は今節出場メンバーでは白井の8.36に次ぐ2位の数字だ。21年は自己ベストを大きく更新する年間6Vをマークする充実のシーズンに。SGボートレースクラシックの出場権争いでボーダー付近におり、最後は勝率勝負になる可能性もあるだけに大晦日まで気が抜けない戦いが続くかもしれない。
逆に大峯豊は21年は1Vと苦戦するシーズンに。18年は5V、19年は6V、20年は6Vと近年優勝量産が続いていただけに、21年は苦しい一年だったかもしれない。22年に巻き返しを期すためにも、まずは徳山正月レースで結果を残したいところ。徳山8回目の優勝を目指す。
海野康志郎は21年の下関正月レース覇者。場所を移しての正月レース連覇を狙う。近況は12月の芦屋戦でオール3連対Vを飾るなどリズム上々。冬場に強い海野が魅せるのか。
佐々木完太は前期にF2を喫し、9月27日～12月25日にかけて90日間のF休み。復帰初戦がこの徳山正月レースになる。幸先良いスタートを切って22年に大ブレイクしたいところだ。
その他では繁野谷圭介（大阪）、麻生慎介（広島）、長岡良也（兵庫）の遠征組A1勢や、1月1日からA1級に昇格する江本真治（山口）と前野竜一（山口）らに注目したいところ。22年最初の徳山ウィナーとなるのは誰だ。


（データはすべて12月9日現在。カッコ内は所属支部）

山口74期の江本真治は前期勝率6.68をマークする活躍。6月の常滑G3マスターズリーグと9月の江戸川G3企業杯で優勝するなど大暴れし、A1級昇格を掴み取った。江本のA1級は14年前期以来で実に16期ぶりだ。
74期生はすでに全員がマスターズ世代に入ったが、辻栄蔵がチャレンジカップで久々のSG制覇を果たすなど元気そのもの。94年5月のデビューから約27年、ベテランの域に入って円熟味を増してきた印象すらある。久々にA1級の肩書を背負って戦う江本がV争いを沸かせるのか楽しみな徳山正月レースだ。


（データはすべて12月9日現在）