ボートレース徳山では9月11日から「スポーツ報知杯争奪戦」が開催される。A1勢からは安田政彦（兵庫）、荒井輝年（岡山）、明石正之（兵庫）、川原正明（福井）、渡邊雄一郎（大阪）、田中和也（大阪）、鶴本崇文（大阪）、尾嶋一広（兵庫）、上野真之介（佐賀）が参戦。A2勢にも実績十分の選手が揃っており、優出争いは大混戦となりそうな気配だ。
V戦線を引っ張るのは上野真之介か。今年21走って16優出2Vという抜群の安定感。しかも2月のG1九州地区選で優出6着、4月のG2戸田モーターボート大賞で優出3着、6月の宮島SGグランドチャンピオンで優出2着、8月の大村G2モーターボート誕生祭で優出6着とグレードレースでも存在感を示している。賞金ランキング17位につけておりグランプリ初出場が狙える位置だ。徳山は通算3優出0Vとまだ優勝歴がないが、今年1月のG1徳山周年では予選5位に入るなど好走を演じていた。持ち前のキレ味鋭い走りを見せて徳山初Vを飾るのか注目だ。
対抗一番手は田中和也か。5月の多摩川戦と6月の住之江戦で優勝するなど近況好調。今期勝率7.16をマークしており、今節出場メンバーのなかでは上野の7.75に次いで2位の数字だ。徳山では今年1月の「デイリースポーツ杯争奪戦」で優勝戦に乗るなど3優出の実績。当地2節連続優出を目指して登場する。
その他では7月の徳山戦「日本トーター杯争奪戦」で優出3着の活躍を見せたばかりの渡邊雄一郎や、徳山V歴を持つ安田政彦、5月のG1徳山周年で予選17位に入って準優出した尾嶋一広、今年2Vをマークしている荒井輝年らがV候補に名乗りをあげてきそう。明石正之は昨年の徳山戦「スポーツ報知杯争奪戦」で優勝戦1号艇に乗るも4着に敗れており、同じ大会でリベンジを果たしたい。
またA1勢以外にも楽しみな選手が多数。徳山5Vを誇る山本浩次（岡山）や、今期勝率7.10とリズムを取り戻している野添貴裕（大阪）、徳山2Vの実績がある眞田英二（徳島）、今期勝率6点台でA1級復帰が狙えそうな村越篤（香川）、山崎裕司（広島）、松尾昂明（福岡）らがV争いに加わってきてもおかしくないだろう。


（データはすべて8月24日現在。カッコ内は所属支部）

山口120期の佐々木完太は8月の徳山ルーキーシリーズに出場。地元のエース格として期待されるなか、予選を2･1･4･3･4･1･1･2着の6位で通過する活躍。しかし準優2号艇で惜しくも3着に敗れ、あと一歩で優出を逃す悔しい結果になった。7月の徳山戦「日本トーター杯争奪戦」では準優3着に終わるも2着の選手が賞典除外となったことで繰り上がりで優出を果たしていたが、それに続く当地2節連続優出はならなかった。
3カ月連続の徳山参戦となる「スポーツ報知杯争奪戦」では優出のハードルをクリアしてV獲りを狙いたい。


（データはすべて8月24日現在。カッコ内は所属支部）