ボートレース徳山では10月19日から5日間シリーズの「エフエム山口カップ」が開催される。A1勢からは野澤大二（東京）、都築正治（愛知）、飯島昌弘（埼玉）、佐々木和伸（徳島）、作間章（東京）、山本兼士（大阪）、竹田辰也（山口）、岩瀬裕亮（愛知）、三浦敬太（東京）が参戦。実力伯仲で混戦のシリーズとなりそうだ。
V候補の筆頭格は岩瀬裕亮か。今期に入って6月の津戦、7月の蒲郡戦、7月の福岡戦で立て続けに優勝する活躍。今期勝率7.21と充実ぶりが光っている。徳山はこれまで6節走って1優出0Vと相性いまひとつなだけに、今度はいかに攻略するのか注目したい。
愛知勢では都築正治も楽しみだ。今年は1月の江戸川戦と2月の蒲郡戦で優勝するなど9優出2Vをマークする活躍ぶり。記念出場機会こそ減っている近況だが、9月の児島G3企業杯では茅原悠紀や坪井康晴らとV争いを演じて優出4着に入るなど実力はまだまだ衰えていない。徳山は過去2Vの実績がある水面。持ち前の速攻を武器にV戦線に加わってきそうだ。
侮れないのは金子龍介（兵庫）だろう。前々期に悪夢のF3を喫した影響で現在B2級だが、今期勝率7.68は今節出場メンバーのなかでトップの数字。6月の丸亀戦で約1年ぶりの優勝を飾ると、8月の尼崎お盆レースでは6コースまくり差しで優勝を手にするなど近況リズムを上げている。徳山では当地前走となる16年8月の一般戦でオール3連対Vを飾っており、今回は徳山2節連続Vがかかる。"最強のB2級"が底力を見せるのか。
その他では徳山2Vの実績を持つ野澤大二や、前期勝率6.98で2期ぶりのA1級復帰を果たした作間章、8月の浜名湖戦で優勝するなど近況好調の飯島昌弘、今年10優出とコンスタントな活躍が光る佐々木和伸、前期勝率6.34でB1級からA1級へ飛び級した山本兼士、8月の平和島お盆レースで通算2回目の優勝を飾った三浦敬太、地元のエースを担う竹田辰也らがV候補に名乗りをあげてきそう。またA2勢も白水勝也（福岡）、岩崎正哉（福岡）、村越篤（香川）ら実力者が揃っており見逃せない。

（データはすべて9月30日現在。カッコ内は所属支部）

山口92期の竹田辰也が近況好リズムだ。前期勝率6.36で5期ぶりのA1級復帰を果たすと、今期は勝率7.33と自己ベストを大きく更新するペースで快走中。7月の桐生戦では10戦9勝のピンラッシュで今年初Vを飾るなど、キレ味鋭い走りを連発している。
徳山は今年4節走り、1月の正月レースで優出6着、5月のGWレースで優出2着、7月の一般戦で優出2着、8月のお盆レースで優出3着とすべて優勝戦まで勝ち上がる活躍ぶり。悲願の徳山初Vへ機運は高まっている。

（データはすべて9月30日現在）