ボートレース徳山では9月9日から「楽天銀行杯争奪戦」が開催される。今村豊（山口）をはじめ、間嶋仁志（三重）、橋本久和（群馬）、木村光宏（香川）、佐藤大介（愛知）、長野壮志郎（福岡）、長尾章平（山口）、篠崎仁志（福岡）、菅章哉（徳島）、春園功太（三重）、豊田健士郎（三重）、吉田裕平（愛知）らが参戦。強豪ぞろいでV争いは混戦となりそうだ。
今村豊はこれが今年4回目の徳山参戦。1月の正月レースは準優敗退、2月の一般戦は優出5着、5月のGWレースは節間オール3連対で優出3着と徐々に成績を上げており、次はV獲りを期待したいところだ。今期に入って勝率6.30とやや苦戦しているだけに、地元で勝率アップも狙いたいところだ。
地元勢では長尾章平にも注目したい。5月の多摩川戦と7月の江戸川戦で優勝するなど近況リズム上昇ムード。7月の児島戦では準優で5コースまくり差しを決めて2万舟、8月の芦屋戦ではドリーム戦で6コース差しを決めて13万舟とド派手なレースも連発している。徳山では17年の正月レースを最後に優出から遠ざかっており、まずは当地10節ぶりの優出を目指したい。
遠征勢では篠崎仁志が有力なV候補か。3月のびわこG2で準優Fを切ったため現在G1・G2出場停止中。一般戦回りを強いられているなか、今期勝率7.53としっかり格の違いを見せている。徳山では14年の「日本トーター杯争奪戦」で7戦6勝の準パーフェクトVを飾った実績。当地約5年ぶり2回目の優勝を狙う。
その他では徳山6Vを誇る木村光宏をはじめ、自在のコース取りで内寄りから強さを見せる間嶋仁志、徳山2節連続中の橋本久和、前期勝率6.28で3期ぶりにA1級へ帰ってきた長野壮志郎らがV争いに名乗りをあげてきそう。また直後にヤングダービーを控える春園功太、豊田健士郎、吉田裕平の若手勢も楽しみにしたい。
A2勢では黒井達矢（埼玉）が注目だ。8月の戸田お盆レースで桐生順平らを破って優勝するなど、今期8節走って7優出4Vと絶好調。今期勝率7.71は今節出場メンバーのなかでトップの数字だ。徳山も2回の優勝歴がある好相性水面。V戦線をかき回す可能性大だろう。


（データはすべて8月19日現在。カッコ内は所属支部）

山口124期の柳瀬幹太は8月21日の児島戦でデビュー初1着を飾った。6コースから握って回って3番手につけると、2マークで先行2艇が競り合っている隙をついて一気に差し抜けて先頭へ。その後は立間充宏の猛追を懸命に振り切り、嬉しい初白星のゴールを駆け抜けた。
今年5月のデビューから5節目で果たした水神祭。父・柳瀬興志（山口73期）の背中を追って飛び込んだこの世界で、しっかり結果を残し始めている。徳山参戦はデビュー節以来で2回目。地元初1着を狙いたい。


（データはすべて8月21日現在）