ボートレース徳山では10月12日～16日まで「すなっちーずスタジアムカップ」が開催される。A1勢からは上平真二（広島）、寺田祥（山口）、古結宏（兵庫）、清水敦揮（岡山）、中野次郎（東京）、中田竜太（埼玉）、藤山翔大（大阪）、近江翔吾（香川）、山崎郡（大阪）、小池哲也（大阪）が参戦。記念タイトルホルダーが多数参戦してハイレベルな戦いとなりそうだ。
シリーズの軸を担うのはもちろん地元の寺田祥。11月に徳山周年に出場することも決まっており、ここで結果を残して弾みをつけたいところだ。近況の寺田はリズム上昇ムード。8月の徳山お盆レースで約1年ぶりの優勝を飾り、9月の平和島周年では予選3位通過で優出5着とV争いを沸かせた。この勢いで徳山2節連続24回目の優勝を狙いたい今節だ。
対抗一番手は中田竜太か。今期勝率7.17は今節出場メンバーのなかでトップの数字だ。今年の中田は6月の戸田グラチャンでSG初優出（2着）を飾り、8月の三国周年でも優出2着に入るなどリズム上々。賞金ランキング26位につけている。この徳山戦の翌節にはボートレースダービー出場を控えているだけに、リズムを維持してSGへ向かいたいところだ。中田は徳山では通算2優出0Vでまだ優勝歴なし。当地前走となる昨年9月の一般戦では惜しくも優出2着となっており、今度こそ徳山初Vを狙いたい。
上平真二と山崎郡もこの徳山戦の翌節がSGボートレースダービーだ。上平は徳山通算24優出4Vの実績を誇り、つい最近も6月の一般戦で節間オール3連対の好走を見せて優出2着に入ったばかり。山崎は今年9優出2Vとコンスタントな活躍が続いている。徳山での優勝を手土産に津ダービーへ乗り込みたいところだ。
中野次郎も見逃せない。8月の多摩川お盆レースで今年3回目の優勝を飾るなど近況好調。徳山は通算8優出3Vと相性良好なだけに、今節もV争いに加わってくる可能性大か。
その他では今期勝率7.05をマークしている古結宏や、徳山2節連続優出中の近江翔吾、伸び型仕上げのまくり速攻が魅力の藤山翔大、徳山でG1優出歴もある清水敦揮らに注目しておきたい。


（データはすべて2025年9月17日現在。カッコ内は所属支部）

福岡88期の富永修一は9月の三国戦で優勝。5コースからまくり差しを決めて1コースの原田幸哉らを破り、3連単3万円台の高配当を出して栄冠を手にした。富永にとってはこれが自身2回目の優勝。22年5月の多摩川戦で5コース差しを決めてデビュー初Vを飾って以来、約3年4カ月ぶりの美酒となった。
富永は今期ここまで11節走って準優出9回（うち優出2回）という安定した戦いぶり。今期勝率は6.21で、A1級初昇格が狙える状況だ。富永は近況3期の勝率が6.12、6.06、6.10で、あと一歩でA1級を逃す悔しい展開が続いてきた。今期こそボーダーを突破したいところ。期末も迫るなか行われる「すなっちーずスタジアムカップ」は大事な一節になってくる。


（データはすべて2025年9月17日現在）