ボートレース徳山では11月6日～10日まで「マンスリーBOATRACE杯争奪戦」が開催される。A1勢からは吉永則雄（大阪）、川上剛（福岡）、宮崎奨（香川）、渡邉和将（岡山）、吉田凌太朗（愛知）、中村泰平（愛知）、佐々木完太（山口）、井本昌也（山口）が参戦。秋深まる徳山で熱戦を繰り広げる。
V争いを引っ張りたいのは地元の佐々木完太だ。今年ここまで9優出2Vをマーク。1月の浜名湖戦と6月の常滑戦で優勝している。今年の勝率6.72は今節出場メンバーのなかでトップの数字だ。しかし徳山は今年2節走って予選敗退と準優敗退という不本意な結果に終わっている。今節はしっかり優勝戦まで勝ち上がり、昨年9月の一般戦に続く徳山2回目の優勝を狙いたい。
地元勢からは井本昌也も登場だ。9月の桐生ヤングダービーで節間4勝をあげる活躍。準優3着で惜しくも優出は逃したものの、大いに見せ場を作る一節だった。井本は昨年終了時点で通算10優出だったが、今年だけで8優出をマークする成長ぶり。デビュー初Vも時間の問題だろう。徳山では意外にもまだ優出が一度もないだけに、今節はまず当地初優出を果たしたいところだ。
遠征勢では渡邉和将に注目したい。9月の徳山戦「デイリースポーツ杯争奪戦」で優勝を飾ったばかり。準優で3コース差し、優勝戦で3コースまくり差しと快走を連発して頂点に立ち、徳山初優出初Vを手にしたのが記憶に新しい。今節は当地2節連続Vをめざして参戦する。
近況の勢いなら宮崎奨だ。9月の三国戦でオール3連対Vを飾って初優勝。05年5月のデビューから約19年4カ月、57回目の優出でついに壁を打ち破った。39歳で大輪の花を咲かせた宮崎が徳山でも魅せるのか。
その他では9月の常滑戦で今年初Vを飾ってリズム上昇ムードの吉永則雄や、徳山2Vの実績がある川上剛と中村泰平、今年まくり差しを16本も決めている吉田凌太朗らに注目したいところ。
またA1勢以外にもSGタイトルホルダーの市川哲也（広島）、仲口博崇（愛知）、山本浩次（岡山）、西村勝（埼玉）や、6月の徳山戦「レノファ山口カップ」で優出2着の下寺秀和（広島）、9月の桐生戦でデビュー初Vを飾った後藤盛也（東京）、7月の徳山戦「日本財団会長杯争奪戦」で優出4着に入った横田貴満（佐賀）など楽しみなメンバーがそろっている。


（データはすべて10月12日現在。カッコ内は所属支部）

群馬130期の塚越海斗がいま注目度を上げている。ボートレーサー養成所時代にリーグ戦勝率7.15の好成績を残し、修了記念レースでも優勝戦に乗った逸材。22年5月にデビューし、勝率は1期目2.11、2期目2.47、3期目4.25、4期目5.19、5期目5.84（10月12日時点）とうなぎのぼりだ。
今年4月の津ルーキーシリーズでデビュー初優出（5着）を飾り、6月の宮島一般戦で早くも2回目の優出（6着）をマーク。今年まくり15本を決めるなど速攻が魅力で、もういつ初Vを飾っても不思議ではない状態にある。群馬期待の26歳の新星に注目しておきたい。


（データはすべて10月12日現在）