ボートレース徳山では9月17日～20日まで「トライアングルカップ」が開催される。4日間シリーズの短期決戦にA1勢からは林美憲（徳島）、山田哲也（東京）、和田兼輔（兵庫）、北野輝季（愛知）、中田竜太（埼玉）、近江翔吾（香川）、山田祐也（徳島）が参戦。実力伯仲で混戦のV争いとなりそうだ。
V候補の筆頭格を挙げるなら北野輝季か。今年の勝率7.23は今節出場メンバーのなかでトップの数字だ。今年ここまで7優出3Vをマーク。4月の戸田戦、5月の常滑GWレース、7月のびわこ戦で優勝を飾っている。徳山参戦は16年11月の一般戦で優出5着に入って以来と久々。約7年10カ月越しの当地2節連続優出を狙う。
山田哲也も今年7優出3Vをマーク。2月の芦屋戦で8戦7勝の準パーフェクトVを飾り、7月の若松戦でも12戦11勝の準パーフェクトVを飾るなど、勢いに乗ると手の付けられない強さを見せている近況だ。またこの若松戦の優勝によって史上38人目の24場制覇も達成している。徳山では14年1月に一般戦でV歴。当地約10年8カ月ぶり2回目の優勝をめざす。
山田祐也は雪辱戦だ。6月の徳山戦「九州スポーツ杯争奪戦」で予選を4･2･1･1･4･1･1着でトップ通過する活躍。しかし準優1号艇でまさかの5着に敗れ、優出を逃す悔しい思いを味わった。あれから約3カ月、リベンジに燃えていることだろう。
その他では17年ヤングダービー覇者の中田竜太と22年ヤングダービー覇者の近江翔吾や、徳山3節連続優出中の林美憲、今年7優出をマークしている和田兼輔らが有力なV候補となってきそうだ。
またA2勢にも好メンバーがそろっており、8月の桐生お盆レースで優勝した金子賢志（群馬）、徳山3Vの実績を持つ坂口周（三重）、7月のG2江戸川MB大賞で優出5着に入った大澤普司（群馬）、今期勝率7.08と好調な杉山貴博（東京）、7月の徳山戦で優出したばかりの笠置博之（大阪）らが登場。地元の前野竜一（山口）は6月の徳山戦「レノファ山口カップ」で優勝戦1号艇に乗るも3着に終わっているだけに雪辱の優勝を狙いたい。


（データはすべて8月28日現在。カッコ内は所属支部）

山口119期の高岡竜也は6月の住之江一般戦で優勝。4コースからまくり差しを決めて栄冠を手にした。高岡にとってこれが22年4月の住之江一般戦でデビュー初Vを飾って以来、約2年2カ月ぶりとなる2回目の優勝だった。
これで勢いに乗った高岡は下関一般戦、徳山一般戦、常滑一般戦でも優勝戦まで勝ち上がって4節連続優出をマーク。破竹の快進撃を演じた。今期も勝率も5.99まで上がっておりA1級初昇格が狙える位置。この徳山戦「トライアングルカップ」でもさらなる勝率アップを狙いたいところだ。


（データはすべて8月28日現在）