ボートレース徳山では11月22日から「マンスリーBOATRACE杯争奪戦」が開催される。7日間開催のロングシリーズにA1勢からは荒井輝年（岡山）、立間充宏（岡山）、深井利寿（滋賀）、松本博昭（広島）、松村敏（福岡）、大峯豊（山口）、永田啓二（福岡）、奈須啓太（福岡）、松崎祐太郎（福岡）が参戦。来期A1級昇格を決めた是澤孝宏（滋賀）、河野大（徳島）、堀本和也（徳島）、山田祐也（徳島）、井上忠政（大阪）も登場する。
V争いを引っ張りたいのは地元の大峯豊だ。今年の大峯はここまで7優出1Vといまひとつ波に乗り切れていない印象。6月の戸田周年で準優Fを切って6カ月間のG1・G2出場停止になったのも響き、賞金ランキングは146位に沈んでいる。来年巻き返しを図るためにもリズムを上げていきたいところだ。徳山は今年5節走って3優出0Vという成績。昨年8月のお盆レース以来となる徳山9回目の優勝を狙いたい。
遠征勢では永田啓二がV候補の筆頭格だろう。前期勝率7.37は今節出場メンバーのなかでトップの数字だ。今年ここまで14優出4Vをマークする充実ぶり。10月には若松戦と丸亀戦で2節連続Vを飾るなど近況好調だ。今年5Vに乗せれば来年のSGボートレースクラシックの出場権も見えてくるだけに、この徳山戦では果敢にV獲りを狙ってきそう。SG初出場をめざす気合の走りに注目したい。
是澤孝宏も楽しみだ。前期勝率6.68をマークして2期ぶりのA1級復帰が決定している。是澤は徳山2節連続優出中で、当地前走となる5月の「九州スポーツ杯争奪戦」では大峯豊や谷村一哉らを破って優勝。1･1･1･1･3･1･3･3･1･1着のオール3連対で圧勝したのが記憶に新しい。徳山2節連続Vを虎視眈々と狙ってきそうだ。
その他では今年12優出1Vとコンスタントな活躍が光る松村敏や、9月の徳山戦「サンケイスポーツ杯争奪戦」で優出2着に入ったばかりの松崎祐太郎、前期勝率7.10の自己ベストで2期ぶりのA1級復帰を決めた井上忠政、徳山7優出1Vと当地相性良好の奈須啓太、来期A1級返り咲きを果たす河野大、堀本和也、山田祐也の徳島勢らがV争いに名乗りを挙げてきそうだ。

（データはすべて11月1日現在。カッコ内は所属支部）

133期生が9月にボートレーサー養成所を修了。山口支部には2人のルーキーが加わった。小林京平と瀬川大地だ。133期養成所チャンプの小林は11月9日からの下関戦でデビューし、2節目で11月22日からの徳山戦に登場。瀬川はこの「マンスリーBOATRACE杯争奪戦」がデビュー戦になる。
瀬川は山口84期の瀬川公則を父に持つ2世レーサー。06年生まれの17歳で、下関工科高校を中退してボートレースの世界に飛び込んできた。座右の銘は「勇往邁進」。父の背中を追って突き進む。

（データはすべて11月1日現在）