若武者たちの祭典だ。ボートレース徳山では10月9日から「スカパー！・JLC杯 徳山ルーキーシリーズ第17戦」が開催される。A1勢からは竹田和哉（香川）、鈴谷一平（兵庫）、上田龍星（大阪）、佐々木完太（山口）、前田篤哉（愛知）、井本昌也（山口）、原田才一郎（福岡）、中村日向（香川）、松本純平（埼玉）、大澤風葵（群馬）が参戦。その他にも野中一平（愛知）、上田健太（愛知）、畑田汰一（埼玉）、前原大道（岡山）、砂長知輝（埼玉）らが登場し、フレッシュなバトルを繰り広げる。
V争いを引っ張りたいのは地元の佐々木完太だ。9月の徳山戦「日刊スポーツ杯争奪戦」で優勝したばかり。予選をトップ通過し、準優はインからコンマ04、優勝戦はインからコンマ09で逃げ切る快勝劇を演じて徳山初Vを飾った。今節は当地2節連続Vをめざす戦いだ。9月の下関ヤングダービーでは3日目に負傷帰郷という無念の結果に終わっただけに、下関の借りを徳山で返したい。
地元勢からは井本昌也も登場する。9月の下関ヤングダービーでG1デビュー。初日にイン逃げでG1初1着をマークし、5日目には4コースまくりで3連単2万円台の高配当も出した。予選26位で惜しくも敗退となったが、見せ場を作る一節だった。徳山ではこれまで準優出は6回あるが優出はゼロ。今度こそ当地初優出を狙いたい。
遠征勢ではまず上田龍星に注目だ。通算55優出13Vは今節出場メンバーのなかで断トツの実績。近況も9月の多摩川戦で優勝するなど好調だ。9月の下関ヤングダービーはG1出場停止中で走れなかっただけに、この徳山戦で存在感を見せたい。
中村日向も楽しみだ。2月の四国地区選でG1初Vをマーク。今節出場メンバーのなかで記念タイトルを持つのは佐々木と中村の2人だけだ。徳山では昨年7月のルーキーシリーズで予選2位の活躍を見せて優出6着に入っており、今節は当地初Vを獲りにいく。
その他では9月の下関ヤングダービーで準優出した野中一平、原田才一郎、畑田汰一、松本純平、大澤風葵や、21年の徳山ルーキーシリーズで優出している前田篤哉、6月の津ルーキーシリーズでデビュー初Vを飾った前原大道、今年2Vをマークしている砂長知輝らに注目したい。

（データはすべて9月23日現在。カッコ内は所属支部）

山口126期の島川海輝が9月の児島戦で大仕事をやってのけた。予選を3･2･1･1･1･6･1着で突破すると、準優で4コースまくりを決めて自身4回目の優出をマーク。そして優勝戦は重成一人や仲口博崇らA1級5人が並ぶ好メンバーだったが、B1級の島川が4コースから豪快にまくって頂点へ。20年5月のデビューから約3年4カ月、20歳で初優勝を手にした。
徳山では8月のお盆レースで当地初優出（5着）を果たしたばかり。今節は徳山2節連続優出と地元初Vをめざしてどんな走りを見せるのか楽しみだ。

（データはすべて9月23日現在）