ボートレース徳山では9月24日から「楽天銀行杯争奪戦」が開催される。A1勢からは江本真治（山口）、魚谷智之（兵庫）、齊藤仁（東京）、竹田辰也（山口）、桑原悠（長崎）、松田大志郎（福岡）、丸野一樹（滋賀）、森永隆（山口）、権藤俊光（大阪）が参戦。好メンバーが熾烈な戦いを繰り広げる5日間となりそうだ。
V候補の筆頭に挙げるべきは魚谷智之だろう。07年のG1徳山周年覇者だ。当地ではその後も16年の徳山周年で優出3着、18年の徳山周年で優出2着、21年の徳山周年で優出2着と好走を連発。徳山通算11優出4Vという抜群の実績を誇る。今年の魚谷は6優出0Vでまだ優勝こそないものの、4月のマスターズチャンピオンで優出2着、5月の桐生MB大賞で優出2着に入るなど随所に存在感を見せてきた。好相性の徳山で今年初Vを狙う。
対抗一番手は丸野一樹か。昨年グランプリでFを切った影響でしばらく記念戦線から離れていたが、8月のボートレースメモリアルで今年SG初出場を果たすなど本格的に記念レース復帰。秋はG1斡旋が続いており、11月の徳山周年に出場することも決まっている。徳山は通算2優出0Vでまだ優勝がないだけに、ここで当地初Vを飾って11月につなげたい。
桑原悠も楽しみだ。8月のSGボートレースメモリアルで優出2着に入る大活躍。V争いを沸かせる好走を見せた。これで賞金ランキングも一気に30位台まで急上昇。SGチャレンジカップ出場へ勝負駆けの状況となってきた。今節は一般戦とはいえ貴重な賞金を上積みするチャンスだけに、優勝をめざして気合の走りを見せたい。
迎え撃つのは地元A1トリオ、江本真治、竹田辰也、森永隆だ。江本は6月の唐津戦と7月の三国戦で2節連続Vを飾るなど近況好リズム。竹田は8月の徳山企業杯「G3サッポロビールカップ」に続く当地2節連続Vを狙う。森永も6月の徳山戦「にっぽん未来プロジェクト競走in徳山」で悲願の当地初Vを飾ったばかりだけに目が離せない。
その他では今年13優出6Vと好調な松田大志郎や、8月の江戸川お盆レースでオール2連対Vを飾った齊藤仁、6月の住之江戦で今年初Vをマークした権藤俊光らがV候補に名乗りを挙げてきそう。またA1勢以外にも徳山6Vの木村光宏（香川）、徳山3Vの角谷健吾（東京）、徳山2Vの谷津幸宏（埼玉）、徳山1Vの吉永則雄（大阪）と山田雄太（静岡）など好メンバーがそろっている。


（データはすべて9月6日現在。カッコ内は所属支部）

福岡132期の土井歩夢はボートレーサー養成所時代にリーグ戦で4優出1Vをマークして勝率6.84を記録。修了記念レースでも優出5着に入った逸材だ。今年5月にデビューすると、3節目の丸亀戦で6コースまくりを決めて早くも水神祭を達成。
また今節は大阪132期の佃來紀も参戦。ボートレーサー養成所時代の成績は5優出1V、勝率7.09、修了記念レース優出4着という目を見張る数字だ。まだ水神祭こそ挙げられていないが、2着3本、3着7本と連絡みを重ねてすでに舟券に欠かせない存在となっている。土井と佃の132期コンビが大暴れしても不思議ではないだろう。


（データはすべて9月6日現在）