ボートレース徳山では4月7日から「山口新聞社杯争奪戦」が開催される。5日間シリーズの男女混合戦にA1勢からは今村暢孝（福岡）、香川素子（滋賀）、山本隆幸（兵庫）、市橋卓士（徳島）、赤坂俊輔（長崎）、大山千広（福岡）、新開航（福岡）が参戦。23年度最初の徳山ウィナーとなるのは誰だ。
V候補の筆頭に名が挙がるのは新開航だろう。昨年10Vの快進撃を見せて一気に大ブレイク。昨年7月の芦屋MB大賞でG2初Vを飾り、昨年12月の大村グランプリシリーズでSGデビューも果たすなど、活躍の場を記念戦線に広げている近況だ。徳山では過去7節走って2優出をマークしており、19年ルーキーシリーズで優出4着、22年ルーキーシリーズで優出5着に入っている。今節は徳山初Vなるか注目だ。
対抗一番手には大山千広を挙げたい。昨年10月に大ケガを負って心配されたが、約4カ月ぶりの復帰戦となった2月の蒲郡G2レディースオールスターでいきなり優出6着に入る活躍を披露。さっそく完全復活を印象づけており、コンディションに不安はなさそうだ。徳山ではまだV歴こそないものの、過去9節走って5優出と相性は上々。19年1月に徳山の男女混合戦「楽天銀行杯争奪戦」で優勝戦1号艇（6着）に乗った経験もあるだけに、今節も男子レーサー顔負けの走りを見せてくれるはずだ。
V争いのカギを握ってくるのはA2級の竹田辰也（山口）か。1月のG2徳山MB大賞で優出2着に入る大活躍を見せ、3月の徳山戦「防長交通杯争奪戦」では優勝戦で鮮やかな3コースまくり差しを決めて当地3回目の優勝をマーク。徳山で好走を連発している近況だ。今期勝率6.73と好調で2期ぶりのA1級復帰はほぼ確実な状況。勢いそのままに徳山2節連続Vを狙う。
今年すでに徳山で優勝がある選手には郷原章平（福岡）もいる。2月の「果子乃季バレンタインカップ」で節間5勝のピンラッシュを演じて優勝。徳山初Vを飾ったのが記憶に新しい。あれから約2カ月での当地再登場。再びV争いを沸かせるのか。
その他では01年徳山周年で優勝するなど当地5Vの実績を持つ今村暢孝や、22年レディースチャンピオン覇者の香川素子、徳山7優出1Vをマークしている山本隆幸、今年4優出1Vとリズム上々の市橋卓士、3月の徳山戦「防長交通杯争奪戦」で優出5着に入ったばかりの赤坂俊輔らも注目したい。

（データはすべて3月23日現在。カッコ内は所属支部）

山口101期の末永祐輝が近況好調だ。今期に入って昨年11月の下関戦で優勝するなど5優出1Vをマークする充実ぶり。今期勝率は6.29となっており、4期ぶりのA1級返り咲きが射程圏に入っている。前々期は勝率6.21、前期は勝率6.16とあと一歩及ばずA2級にとどまってきただけに、今期はしっかり勝負駆けを成功させてA1級の座をつかみたい。
徳山では今年1月の正月レースで優出4着に入ったばかり。準優で4コースまくりを決めたのが記憶に新しい。今節は地元で勝率アップしてA1級へ一歩前進したいところだ。

（データはすべて3月23日現在）