ボートレース徳山では9月2日から「スポーツニッポン杯争奪戦」が開催される。A1勢からは烏野賢太（徳島）、畑和宏（広島）、一宮稔弘（徳島）、西野翔太（広島）、海野康志郎（山口）、下條雄太郎（長崎）、宮地元輝（佐賀）、山ノ内雅人（福岡）が参戦。多彩なメンバーが集まって熾烈なV争いとなりそうだ。
負けられないのは地元の海野康志郎だ。海野は今年1月に下関戦と三国戦で立て続けに優勝する活躍。しかしその後はややリズムを崩し、2～6月は15節走って2優出0Vと苦しんだ。それでも夏場に入って復調ムード。7月に唐津戦と大村戦で連続優出を飾り、8月にも下関お盆レースで優出4着に入るなどリズムを取り戻してきた。徳山では安定した活躍が光り、当地一般戦に限れば5節連続優出中という強さ。今節は16年3月の一般戦と18年9月の一般戦に続く徳山3回目の優勝を狙いたい。
その他では徳山V歴を持つ烏野賢太と畑和宏や、6月の鳴門マスターズリーグでオール3連対Vを飾った一宮稔弘、徳山初Vを狙いたい下條雄太郎、7月の芦屋戦で優勝するなど好リズムの西野翔太、昨年6Vと大暴れした宮地元輝、前期勝率6.40でA1級初昇格を果たした山ノ内雅人らも有力なV候補。またA1勢以外にも新良一規（山口）、山一鉄也（福岡）、山本浩次（岡山）、勝野竜司（兵庫）、中越博紀（香川）、長尾章平（山口）など楽しみなメンバーが揃っている。


（データはすべて8月13日現在。カッコ内は所属支部）

山口74期の江本真治は6月の常滑マスターズリーグで優勝。13年9月の江戸川戦以来となる約7年9カ月ぶりの栄冠で、通算6回目の優勝となった。これで来年のマスターズチャンピオンの優先出場権を獲得。今年の下関大会で施行者希望枠に選ばれてマスターズ初出場を果たしたが、来年の三国大会では自力で出場する権利を得た。
江本は今期勝率6.42をマークするなど近況好リズム。14年前期以来となる8年ぶりのA1級復帰が狙える状態だ。8月2日で47歳を迎えたベテランが健在ぶりを大いにアピールしている。


（データはすべて8月13日現在）