ボートレース徳山では8月13日から「マクール杯争奪 徳山ヴィーナスシリーズ第9戦」が開催される。レディースチャンピオン閉幕の4日後にスタートするこのシリーズに、A1勢からは細川裕子（愛知）、宇野弥生（愛知）、三浦永理（静岡）、松本晶恵（群馬）、平高奈菜（香川）、遠藤エミ（滋賀）、西橋奈未（福井）が参戦。徳山のお盆をヴィーナスたちが熱くする。
V候補の筆頭格に挙がるのは遠藤エミだ。今年5月に行われた徳山オールレディースで優勝したばかり。予選をオール3連対でトップ通過して準優・優勝戦はイン逃げで快勝する圧倒的な強さを見せた。遠藤は17年徳山オールレディースで優勝し、19年徳山クイーンズクライマックスでは優勝戦1号艇（2着）に乗るなど、当地最近5節で4優出2Vと好相性。今回もV争いをリードするのか。
もう一人の有力なV候補は平高奈菜だ。今年11優出4Vと好調な走りが続き、女子賞金ランキング首位を快走中。7月にはG2全国ボートレース甲子園でも優出するなど充実ぶりが光っている。女子レースに限れば今年10節走って9優出4Vという驚異的な強さだ。徳山は17年に男女ダブル戦で優勝するなど通算6優出1Vと相性上々。豪快なターンでVロードを切り拓くのか。
侮れないのは西橋奈未だ。昨年10月の徳山ヴィーナスシリーズでは予選2位通過で優出3着という活躍を見せ、今年1月の徳山オールレディースでも予選4位（準優4着）に入る好走を披露。当地出走歴はまだ3節しかないが、どの節でもインパクトある走りを見せており水面相性が良さそうだ。西橋は9月の徳山ヤングダービーにも出場が決まっているだけに、今節は徳山水面攻略に自信を深める一節にしたい。
その他では15年と19年の徳山ヴィーナスシリーズで優出2着に入っている松本晶恵や、14年と15年に徳山オールレディースを2連覇した実績を持つ三浦永理、5月の徳山オールレディースで優出6着に入ったばかりの細川裕子、1月の徳山オールレディースでデビュー通算1000勝の水神祭をあげた宇野弥生らに注目したいところ。A1勢以外にも02年徳山レディースチャンピオン覇者の岩崎芳美（徳島）や、徳山2Vの実績を持つ金田幸子（岡山）、地元のエースを担う向井美鈴（山口）、6月の尼崎一般戦で優勝するなど底力光る香川素子（滋賀）、9月の徳山ヤングダービーにも出場する中川りな（福岡）と高田ひかる（三重）など楽しみな選手が揃っている。


（データはすべて7月30日現在。カッコ内は所属支部）

山口126期の野田彩加が着実な成長を見せている。昨年5月にデビューし、1期目は勝率1.69、3連対3本（2着2本、3着1本）という成績。2期目はF2を喫したのも響いて勝率1.53、3連対1本（3着1本）と成績を下げてしまった。
しかし今期（3期目）に入ると、まだ3節しか走っていないがすでに3連対4本（3着4本）をマーク。7月の大村一般戦では6コースから3着に入って3連単1万1360円、7月の下関オールレディースでも6コースから3着で3連単2万6610円と高配当に貢献している。
デビュー初1着への気運は確実に高まってきた。6月の徳山一般戦では9走で7本もゼロ台スタートを決める鋭い踏み込みを見せていただけに、この徳山ヴィーナスシリーズではスリット攻勢で水神祭を掴みたいところだ。


（データはすべて7月30日現在）