ボートレース徳山では5月26日から「スポーツニッポン杯争奪戦」が開催される。6日間シリーズの男女混合戦に、A1勢から大平誉史明（大阪）、秋山広一（香川）、長岡良也（兵庫）、横川聖志（徳島）、柳生泰二（山口）、高田明（佐賀）、近江翔吾（香川）、村松修二（広島）、羽野直也（福岡）が参戦。SGボートレースオールスターと同日程で行われる注目の一戦だ。
シリーズを引っ張りたいのは地元のエース格を担う柳生泰二だろう。昨年は年間15優出1Vとコンスタントな活躍を見せたが、今年はまだ2優出0Vとリズムに乗り切れていない状況。ここで徳山4回目の優勝を飾って浮上のきっかけを掴みたい。
遠征勢では羽野直也がV候補一番手か。昨年7月の徳山戦「レノファ山口カップ」で優勝したのが記憶に新しいところ。今節は当地2節連続Vがかかる。近況も3月の三国ルーキーシリーズで優勝するなどリズムは申し分なし。予備4位で惜しくもオールスター出場を逃しただけにここで存在感をアピールしたい。
村松修二も必見だ。前期勝率7.37は今節出場メンバーのなかで断トツの数字。2月の中国地区選でG1初Vを飾るなど、今年すでに7優出3Vと充実ぶりが光っている。徳山は4月に「山口新聞社杯争奪戦」を走って優出3着の結果を残したばかり。手ごたえ充分で当地初Vを狙ってくるだろう。村松と羽野の114期コンビがV争いの軸を担うのか。
その他では徳山V歴を持つ秋山広一や、今年8節走って5優出をマークしている高田明、徳山2節連続優出がかかる大平誉史明と近江翔吾、2月の常滑戦で優勝するなどリズム上々の長岡良也、前期F2からの立て直しを図る横川聖志らに注目したいところ。
A1勢以外では徳山18Vを誇る地元の大賀広幸（山口）や、前期勝率6.93の好成績で3期ぶりのA1級復帰を決めた荒井輝年（岡山）、2月の唐津戦で優勝するなど好調な山口裕太（広島）、前期6優出1Vの活躍を見せた佐々木裕美（山口）らが楽しみな存在だ。

（データはすべて5月10日現在。カッコ内は所属支部）

126期生が3月にボートレーサー養成所を卒業。山口支部にも3人のルーキーが加わった。福山恵里奈、島川海輝、野田彩加だ。
島川は5月6日からの下関戦でひと足早くデビュー。そして福山と野田の女子レーサー2人はこの徳山戦「スポーツニッポン杯争奪戦」でデビュー戦を迎える。
福山は126期最年長の24歳。大学を卒業してからボートレーサーへの道を志し、リーグ戦勝率3.65の成績で養成所卒業を果たした。野田は126期最年少の17歳。中学時代に空手の全国大会で優勝した経歴を持つ。養成所をリーグ戦勝率4.93の成績で卒業し、プロへの第一歩を踏み出すことになった。女子レーサー2人の新たな船出に注目したいところだ。