ボートレース徳山では2月26日から「西日本スポーツ杯争奪戦」が開催される。今年はうるう年のためシリーズ4日目が2月29日のうるう日だ。月またぎの6日間シリーズに服部幸男（静岡）、石川真二（福岡）、橋本久和（群馬）、荒川健太（三重）、原田篤志（山口）、杉田篤光（静岡）、河村了（愛知）、岩瀬裕亮（愛知）、三浦敬太（東京）とA1勢が9名参戦予定。激戦ムード漂うシリーズだ。
V争いを引っ張りたいのは地元の原田篤志。昨年12月の多摩川戦でオール3連対Vを飾るなど近況リズムは上々。今期勝率は6.74で今節出場メンバーのなかでトップの数字だ。徳山3回目の優勝を目指して突っ走りたい。1月のG1徳山周年では3日目まで4･2･2･2着で得点率8位につけながら、4日目に5着6着と崩れて予選26位で敗退という悔しい思いもしている。その雪辱も狙う一戦だ。
対抗格に挙げたいのは杉田篤光だ。前期勝率6.33で3期ぶりにA1級へ復帰。すると約2年ぶりのG1参戦となった2月の浜名湖周年でG1初準優出・初優出をマークする活躍を見せた。いま勢いに乗っているだけに楽しみな存在となるだろう。
橋本久和も侮れない。昨年9月の徳山戦「楽天銀行杯争奪戦」でオール3連対Vを飾ったのが記憶に新しいところ。当地3節連続優出中と水面相性は良好だ。徳山2節連続Vを狙う戦いに注目したい。
その他にも昨年12月の大村戦で約1年5カ月ぶりの優勝を飾るなど好調な服部幸男や、徳山2節連続優出中の石川真二、前期勝率6.68で2期ぶりのA1級復帰を果たした荒川健太、1月の桐生戦で今年初Vを飾るなどリズム上昇ムードの岩瀬裕亮、15年に2月の徳山戦で優勝した実績がある河村了、前期F2からの巻き返しを目指す三浦敬太など多彩なメンバーが登場。またA2勢にもいぶし銀の技光る西田靖（東京）や、徳山V歴のある鈴木勝博（愛知）、今期勝率6.73と好調な高橋正男（兵庫）、地元期待の森野正弘（山口）など楽しみな顔ぶれが揃っており、一筋縄ではいかないV争いとなりそうだ。

（データはすべて2月3日現在。カッコ内は所属支部）

山口106期の森野正弘は前期勝率6.09で惜しくも勝負駆けに失敗。G1戦線で思うような結果を残せず勝率を落としたのが響いて、4期ぶりのA2級降格となってしまった。今期はA1級返り咲きを果たしたいところだが、勝率は現在6.00となかなかリズムが上がってこない状態だ。
流れを変える一節にしたいのが「西日本スポーツ杯争奪戦」になる。徳山参戦は昨年1月以来で約1年1カ月ぶりと久々。通算11優出1Vの実績がある地元水面で浮上のきっかけを掴みたい。14年の新鋭リーグ以来となる約6年ぶりの徳山Vを狙う。

（データはすべて2月3日現在）