
レース展望
中日スポーツ杯争奪戦(2025/11/4〜2025/11/9)
ボートレース徳山では11月4日〜9日まで「中日スポーツ杯争奪戦」が開催される。6日間シリーズの男女混合戦に、A1勢からは桐本康臣(三重)、榎幸司(長崎)、鶴本崇文(大阪)、石倉洋行(福岡)、小野達哉(大阪)、竹井貴史(福岡)、鈴谷一平(兵庫)、吉川貴仁(三重)が参戦。11月1日から新期に切り替わるため、各選手とも心機一転で迎えるシリーズだ。
V争いは大混戦ムードだが、優勝候補の筆頭格に挙がるのは石倉洋行か。近況リズムを上げており、10月の大村戦で1・1・1・3・1・1・1着の快走を見せて優勝。1月の福岡正月レースに続く今年2回目の優勝を飾った。今年の勝率は6.86で今節出場メンバーのなかでトップの数字だ。石倉は徳山でまだ優勝歴こそないが優出2回をマークしており水面相性はまずまず。今節は徳山初Vを狙いたい。
竹井貴史も好調ムードだ。9〜10月に芦屋戦、大村戦、下関戦で3節連続優出をマークしている。竹井は今年3月の福岡戦で2走連続フライングという悪夢のような出来事があったが、その後しっかり立て直してきておりリズムに不安はなさそうだ。徳山では2019年に一般戦で優勝するなど当地通算3優出1Vの実績があり、今節もV争いに加わってくる可能性大だろう。
攻撃力なら鈴谷一平だ。今年ここまで1着が61本あるが、まくり差しで18勝、まくりで12勝を量産。センターやアウトからのキレ味鋭い攻めが魅力だ。7月の三国戦では優勝戦で3コースまくりを決め、1コースの茅原悠紀を破る大波乱を演じて栄冠を手にするレースもあった。今節も鈴谷の攻めっぷりから目が離せない。
その他では今年9優出1Vとコンスタントな活躍を見せている桐本康臣と鶴本崇文や、2022年に徳山でオール3連対Vを飾った経験がある榎幸司、7期連続でA1級をキープしている小野達哉、近況は外枠でチルトを跳ねることが多い吉川貴仁らに注目したいところ。A1勢以外では実績上位の市川哲也(広島)と吉川昭男(滋賀)や、9月の若松戦で約1年10カ月ぶりの優勝を飾った武富智亮(佐賀)、8月の徳山お盆レースで優出6着に入ったばかりの藤本佳史(山口)らが見逃せない。
女子レーサーも楽しみだ。V歴豊富な高田ひかる(三重)、中村桃佳(香川)や、若手注目株の山下夏鈴(三重)、武井莉里佳(兵庫)、山田理央(香川)など好メンバーがそろっている。
(データはすべて2025年10月12日現在。カッコ内は所属支部)
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