ボートレース徳山では10月6日から「BTS徳山開設12周年記念 BOATBoy CUP」が開催される。A1勢からは烏野賢太（徳島）、丸尾義孝（徳島）、岩崎正哉（福岡）、寺田祥（山口）、谷村一哉（山口）、市橋卓士（徳島）、石橋道友（長崎）、郷原章平（福岡）、濱本優一（大阪）が参戦。強豪が揃って秋の徳山水面を沸かせそうだ。
V争いの軸はもちろん地元の寺田祥だろう。今年の寺田は4月のG1津周年で優勝があったが、その後はSG・G1を6節走って準優出1回、優出ゼロとややリズムを崩している印象。賞金ランキングも26位まで下がってきており、グランプリ出場に黄信号が灯り始めている。秋戦線で巻き返しを図りたいだけに、10月初戦となるこの徳山戦は良い流れを作るためにも重要な一節だ。徳山通算21回目の優勝を狙う。
地元からは谷村一哉も登場する。今年25節走って11優出2Vとコンスタントな活躍。1月の尼崎戦と3月の徳山戦で優勝がある。徳山は今年6節走って3優出1Vをマーク。当地前走の8月お盆レースでは惜しくも優出2着だっただけに、今度こそ栄冠を手にして徳山10回目の優勝を飾りたい。
遠征勢では市橋卓士に注目だ。8月に鳴門お盆レースと尼崎戦で2節連続Vをマーク。これで今年5Vに伸ばしてきた。SGボートレースクラシックの出場権争いで好位置につけており、もう1回優勝して切符を確実にしたいところ。徳山は通算7優出2Vと相性上々の水面だけに、V獲りに向けて気合が高まりそうだ。
その他では6月の福岡戦で今年初Vを飾った岩崎正哉や、徳山2Vの実績がある丸尾義孝、6月の丸亀戦で9戦8勝の準パーフェクトVを演じた石橋道友、今期イン1着率97％と内寄りで鉄壁の強さを見せる郷原章平、前期勝率6.25で2期ぶりのA1級復帰を果たした濱本優一らに注目したいところ。烏野賢太は今期勝率5.67と苦戦しており巻き返しを図りたい。
またA1勢以外にも昨年の徳山マスターズリーグで優勝した岡瀬正人（岡山）や、徳山4Vの福田雅一（香川）、徳山3Vの高濱芳久（広島）、徳山2Vの森秋光（岡山）と中岡正彦（香川）など好メンバーが多数。V争いは最後まで目が離せない展開となりそうだ。


（データはすべて9月19日現在。カッコ内は所属支部）