女子レーサーたちの祭典だ。ボートレース徳山では10月10日から「マクール杯争奪 徳山ヴィーナスシリーズ第14戦」が開催される。A1勢からは大瀧明日香（愛知）、田口節子（岡山）、土屋千明（群馬）、深川麻奈美（福岡）、鎌倉涼（大阪）、竹井奈美（福岡）が参戦。華やかな戦いを繰り広げる。
V候補の筆頭格は田口節子か。徳山では6優出1Vの実績。09年に徳山女子リーグで優勝している。今年の田口はここまで8優出1Vをマークしているものの、獲得賞金はいまひとつ伸び悩んで現在女子賞金ランキング16位という位置。2年連続4回目のクイーンズクライマックス出場へ黄信号が灯っている状態だ。ヴィーナスシリーズは今年5節走って4優出と結果を残しているだけに、この徳山戦で少しでも賞金を上積みして逆転のベスト12入りへ可能性を広げたい。
大瀧明日香は現在女子賞金ランキング8位。しかし9月9日から10月7日まで30日間のF休みに入っており、この徳山ヴィーナスシリーズを迎える頃にはランクダウンしていることが予想される。昨年わずか8261円の差でベスト12入りを逃して徳山クイーンズクライマックス出場を逃しているだけに、今年その悔しさを晴らすためにもF休み明け初戦となるこの徳山戦からエンジン全開といきたいところだ。徳山は5優出と相性上々。大暴れに期待したい。
その他では徳山3節連続優出中と当地好相性の土屋千明や、8月の尼崎オールレディースで自身2回目の優勝を飾るなど好調な深川麻奈美、昨年の徳山オールレディースで当地初優出をマークして3着に入った鎌倉涼、徳山3優出の実績がある竹井奈美らもV候補の一角だろう。
またA1勢以外にも谷川里江（愛知）、三浦永理（静岡）、川野芽唯（福岡）、今井美亜（福井）、中村桃佳（香川）とG1・G2タイトルホルダーがズラリ。昨年末に徳山でクイーンズクライマックスを制覇した今井や、14年と15年に徳山オールレディースを2連覇している三浦、現在女子賞金ランキング14位につける川野、8月の宮島ヴィーナスシリーズで復帰後初Vを飾った中村らがA1勢をおびやかしそうだ。地元勢では片岡恵里、佐々木裕美らに期待したい。


（データはすべて9月20日現在。カッコ内は所属支部）