ボートレース徳山では9月23日から「日刊スポーツ杯争奪戦」が開催される。A1勢からは深川真二（佐賀）、岡瀬正人（岡山）、沖島広和（福岡）、前野竜一（山口）、江夏満（福岡）、赤坂俊輔（長崎）、渡邊雄一郎（大阪）、松下一也（静岡）、奈須啓太（福岡）、里岡右貴（福岡）、岡村慶太（福岡）が登場。九州地区から強豪が多数参戦して大激戦となりそうだ。
V争いを引っ張るのは深川真二か。徳山では3Vの実績があり、今年5月の当地戦「トライアングルカップ」で3･2･1･1･2･1･1･2･1･1着のオール3連対Vで圧勝したのが記憶に新しいところ。徳山2節連続Vをかけての参戦になる。今年9優出3Vと近況リズムも上々で、今期勝率7.31は今節出場メンバーのなかでトップの数字。V候補の筆頭格といって間違いないだろう。
赤坂俊輔も近況好調だ。今期に入って9節走って6優出1Vという充実ぶり。9月の若松戦でオール2連対Vを飾って待望の今年初優勝をマークした。徳山は通算7優出1Vと水面相性良好。当地2回目の優勝を狙う。
シリーズのカギを握るのは福岡支部勢か。A1級が6人も登場する。8月の徳山戦「レノファ山口カップ」で当地初Vを飾ったばかりの奈須啓太や、今年優勝2回をマークしている岡村慶太、徳山4Vを誇る当地巧者の江夏満、今年10優出とコンスタントな活躍光る里岡右貴、4月の若松戦で約2年9カ月ぶりの優勝を飾った沖島広和と、誰が優勝してもおかしくない好メンバーが揃っている。
その他にも今年2Vをマークしている地元の前野竜一や、今年10優出3Vと好調続く渡邊雄一郎、20年徳山マスターズリーグ覇者の岡瀬正人、徳山最近10節で7優出1Vの松下一也などV争いを沸かせそうな選手が多数。
またA2勢にも徳山5Vの実績を誇る今村暢孝（福岡）と山本寛久（岡山）や、8月の浜名湖お盆レースで優勝した池田雄一（静岡）、今期勝率6.81と急成長中の定松勇樹（佐賀）、今年1月の徳山戦「住信SBIネット銀行賞」で優勝戦1号艇に乗った宮崎奨（香川）など注目選手が揃っている。


（データはすべて9月5日現在。カッコ内は所属支部）

仲本舜は沖縄県出身で福岡支部所属の130期生。05年7月14日生まれの17歳で現役レーサーでは最年少だ。ボートレーサー養成所ではリーグ全7戦で4優出1Vをマークする活躍。リーグ戦勝率6.26という優秀な成績を残して訓練を修了した。
今年5月にデビューし、これまで5節に出走。2節目の下関戦でフライングを喫したこともあり、これまで38走して1着0本、2着0本、3着1本とやや苦戦ぎみだ。デビュー6節目となる「日刊スポーツ杯争奪戦」ではどんな走りを見せてくれるのか注目したいところ。徳山初参戦を見守りたい。


（データはすべて9月5日現在）