ボートレース徳山では8月1日から「BOATBoy Cup」が開催される。A1勢からは西山昇一（愛知）、上平真二（広島）、作間章（東京）、高橋正男（兵庫）、永田秀二（東京）、本多宏和（愛知）、三浦洋次朗（愛知）、仲谷颯仁（福岡）、中村魁生（大阪）が参戦。A1級が10人もおり熾烈なV争いとなりそうだ。
シリーズを引っ張るのは上平真二か。4月の三国マスターズチャンピオンで悲願のG1初Vを果たすと、6月の唐津グランドチャンピオンではSG初Vへあと一歩まで迫って優出2着に入る活躍。充実の戦いぶりが続いている近況だ。賞金ランキングも9位の好位置につけており、グランプリ初出場が狙える状況にある。上平にとって徳山は通算4Vの実績がある好相性水面。今回もV争いの軸になってくる可能性が高そうだ。
対抗一番手は仲谷颯仁か。今年5優出2Vとさすがの走りを披露。7月のG2芦屋MB大賞では節間オール3連対で優出3着に入るなど近況リズムは上々だ。徳山では18年のG1周年記念で優出4着に入った実績を持つ仲谷だが、意外にもまだ当地V歴はゼロ。徳山初Vなるか注目したい。
本多宏和も楽しみな存在。前期勝率7.44は今節出場メンバーのなかでトップの数字だ。今年8優出3Vと好リズムが続いている近況。2月の住之江戦、3月の常滑戦、5月の住之江戦とコンスタントに優勝を重ねている。本多も徳山ではまだV歴なし。当地初Vを目指す戦いに注目だ。
その他では前期勝率6.39で2期ぶりのA1級復帰を果たした作間章や、前期勝率6.63で3期ぶりのA1級返り咲きとなった高橋正男、23期連続A1級と61歳となっても健在ぶり光る西山昇一、前期勝率6.25でA1級初昇格を果たした三浦洋次朗、15年に徳山でV歴がある永田秀二、今年3月に徳山でのG3企業杯で優出2着に入ったばかりの中村魁生らも楽しみなところ。
またA1勢以外にも実績上位の興津藍（徳島）をはじめ、徳山2Vの実績がある芝田浩治（兵庫）、6月の鳴門戦で約3年ぶりの優勝を飾った横川聖志（徳島）など好メンバーが揃っている。


（データはすべて7月9日現在。カッコ内は所属支部）

山口46期の新良一規は前期勝率4.31と苦戦。3期ぶりのB1級降格となってしまった。しかし今期に入ってから5節走って準優出4回と復調ムード。7月の宮島戦では準優6号艇で6コースから2着に食い込み、約5カ月ぶりの優出もマークした。A級復帰に向けて力強い走りを見せている。
新良は今節終了の5日後、8月10日に66歳の誕生日を迎える。現役では高塚清一（75歳）、高橋二朗（73歳）、尾崎鉄也（66歳）に次ぐ4番目の年長レーサーである新良が、まだまだ健在ぶりを見せてくれそうだ。


（データはすべて7月9日現在）