ボートレース徳山では11月5日から「tysテレビ山口杯争奪戦」が開催される。A1勢からは辻栄蔵（広島）、平尾崇典（岡山）、別府昌樹（広島）、三井所尊春（佐賀）、渡辺浩司（福岡）、鶴本崇文（大阪）、末永祐輝（山口）、山田康二（佐賀）、前田将太（福岡）が参戦。強豪揃いでハイレベルな戦いとなりそうだ。
V候補が数多くいるシリーズだが、軸に指名したいのは前田将太だ。今年6月の福岡周年で待望のG1初Vをゲット。今年11優出2Vをマークするなど充実の走りが続いている。徳山は通算5優出0Vでまだ優勝歴こそないものの、15年のMB大賞で優出5着、16年のMB大賞で優出4着とG2で2回の優出実績がある。今度こそ徳山初Vなるか。前田は11月28日からの徳山戦「日本トーター杯争奪戦」にも出場予定となっており、秋の徳山水面を大いに沸かせてくれそうだ。
辻栄蔵は9月の宮島周年で優出2着に入るなど近況好調。今年13優出4Vをマークしており、今年の勝率7.53は今節出場メンバーのなかでトップの数字だ。徳山では12年に周年記念で優勝するなど通算13優出4Vという抜群の実績。今節も必ずV争いに顔を出してくるはずだ。
平尾崇典は徳山で2回のG1優勝歴。10年のMB大賞と13年の中国地区選を徳山で制しており、当地通算12優出2Vを誇る。近況リズムも上々で、今年12優出2Vをマークする活躍ぶり。今節も持ち前の速攻力でV争いを賑わすのか。
その他にも徳山最近10節で7優出2Vと大暴れしている三井所尊春や、18年の徳山SGグランドチャンピオンで優出5着に入った山田康二、10月の江戸川戦で待望の今年初Vを飾った鶴本崇文、SGボートレースダービーからの転戦になる渡辺浩司、徳山2Vの実績を持つ別府昌樹、地元のエースを担う末永祐輝など誰が優勝してもおかしくない顔ぶれ。A1勢以外にも徳山4Vを誇る清水攻二（山口）と村上純（岡山）、徳山3Vの浅見昌克（埼玉）、選手会長の上瀧和則（佐賀）ら楽しみなメンバーが揃っている。

（データはすべて10月15日現在。カッコ内は所属支部）

山口110期の森永隆が近況リズム上昇ムードだ。9月の唐津一般戦で峰竜太や丸野一樹らと堂々のV争いを演じて優出2着に入る活躍（優勝が峰、優出3着が丸野）。さらに10月の鳴門一般戦でも優出するなど好レースが続いている。
18年4月の津一般戦でデビュー初Vを飾ったのを最後に優勝から遠ざかっているが、久々の優勝を手にしてもおかしくなさそうな気配。この秋は11月5日からの「tysテレビ山口杯争奪戦」、11月28日からの「日本トーター杯争奪戦」と徳山参戦が続くだけに、ここで通算2回目の優勝と地元初Vを狙いたい。

（データはすべて10月15日現在）