ゴールデンウイークレースがやってきた。ボートレース徳山では5月1日から「日本モーターボート選手会会長賞」が開催される。白井英治（山口）、原田篤志（山口）、吉村正明（山口）、柳生泰二（山口）、森野正弘（山口）など地元トップレーサーが多数登場。さらに他支部からも西島義則（広島）、芝田浩治（兵庫）、市川哲也（広島）、安田政彦（兵庫）、上平真二（広島）、山本隆幸（兵庫）など強豪が参戦する。地元勢vs遠征勢の構図となってきそうだ。
V候補筆頭はもちろん白井英治。2月のG1中国地区選以来となる徳山参戦だ。地区選では予選トップ通過を果たすも準優1号艇で手痛い2着に終わり、優勝戦4号艇で2着という悔しい結果だった。今度こそ勝ち切って優勝を果たしたいところだ。白井はこれまでGWは下関を走るケースが多かったこともあり、徳山GWレース参戦は15年以来で6年ぶり。徳山通算18Vをマークしている白井だが意外にもまだ徳山GWレース優勝はない。今回は直後に5月9日からのG1徳山周年も控えているだけに、徳山GWレース初Vを飾って次節のG1へ弾みをつけたい。
吉村正明も楽しみだ。徳山通算13Vの実績があり、徳山GWレースは07年と15年に優勝している。徳山前走の4月「日刊スポーツ杯争奪戦」では準優1号艇に乗るも1マークで振り込んで転覆というまさかの結果に終わっただけに、今節はその雪辱も果たしたい。
地元山口勢では2月の徳山G1中国地区選で優出5着に入った原田篤志や、今年すでに2Vをマークしている柳生泰二、14年新鋭リーグ以来となる2回目の徳山Vを狙う森野正弘らにも期待したいところ。吉村、原田、柳生、森野も次節にG1徳山周年を控えておりリズムを上げていきたい徳山GWレースになる。
遠征勢では上平真二に注目だ。昨年8月に徳山お盆レースに参戦し、白井や吉村ら地元強豪を破って優勝したのが記憶に新しいところ。その後も2月の徳山G1中国地区選で優出4着、3月の徳山一般戦で優出3着と結果を残しており徳山3節連続優出中だ。今年8節走って7優出1Vと近況リズムも抜群。徳山GWレースで再び地元勢の前に立ちはだかるのか。
その他にも徳山12Vを誇る西島義則や、ミクロスタート健在の市川哲也、いずれも徳山V歴を持つ芝田浩治、安田政彦、山本隆幸の兵庫勢など遠征メンバーは顔ぶれ多彩。新期初戦となる5月1日からの徳山GWレースは見どころ満載だ。


（データはすべて4月14日現在。カッコ内は所属支部）

山口120期の佐々木完太は今期勝率が現在6.50。A1級初昇格を完全に射程圏に捕えている。前期に勝率5.74をマークしてA2級初昇格を果たしたばかりだが、ひと息つく間もなくステップを駆け上がってきた。この徳山GWレースを迎える時にはもうその結果が出ている。
そんな佐々木だが現在デビュー通算6優出0V。3月の芦屋戦で優出2着という惜しいレースもあったが、まだ初優勝は手にできていない。いつ勝っても不思議ではない状況だけに、地元の強豪集う徳山GWレースで初Vを飾れれば最高だろう。徳山フレッシュルーキーの躍進に期待したい。


（データはすべて4月14日現在）