ボートレース徳山では4月16日から「西日本スポーツ杯争奪戦」が開催される。5日間シリーズの男女混合戦にA1勢から香川素子（滋賀）、谷村一哉（山口）、高橋正男（兵庫）、今井貴士（福岡）、関裕也（福岡）、和田兼輔（兵庫）、谷川祐一（滋賀）が参戦。A2勢にも山口達也（岡山）、明石正之（兵庫）、松尾昂明（福岡）など楽しみなメンバーが揃っており混戦のシリーズとなりそうだ。
V争いを引っ張るのは地元の谷村一哉だろう。谷村は3月26日～31日に徳山一般戦を走ったばかりで、優勝戦で2コース差しを決めて栄冠を手にしたのが記憶に新しいところ。あれから約2週間後の徳山再登場だ。今節も地元のエースの看板を背負ってV奪取へ突き進むのか注目が集まる。徳山2節連続10回目の優勝なるか。
対抗一番手は山口達也だろう。前期出走回数不足で現在A2級だが、その実力は疑いようもないところ。今期勝率6.81は今節出場メンバーのなかで堂々トップの数字だ。徳山は通算2優出0Vと相性いまひとつだが、今節はいかに水面を攻略してくるのか注目したい。
侮れないのは谷川祐一か。前期勝率6.27で2期ぶりのA1級復帰を果たした谷川は、今期勝率6.49と近況勢いが加速中。3月の児島一般戦では上平真二や中澤和志らを破って優勝するなど力強さが増してきた。徳山は過去11節走って優出ゼロとまだ結果を残せていないだけに、今節はまず当地初優出を狙いたい。
女子では香川素子が楽しみだ。徳山では16年に男女ダブル戦で優勝歴。その後も18年の一般戦で優出3着、18年のオールレディースで優出3着、19年のクイーンズクライマックスで優出4着に入っており徳山4節連続優出中だ。昨年男女混合戦で2回優勝するなど男子レーサー相手の戦いに強いだけに、V争いを賑わす存在になる可能性十分だろう。
その他では今年3優出と好調な明石正之や、今期勝率6.16でA1級復帰へ勝負駆けの松尾昂明、3月の宮島G3企業杯で優出3着に入るなどリズム上昇ムードの今井貴士、徳山2優出の実績がある関裕也と和田兼輔らに注目したい。


（データはすべて3月30日現在。カッコ内は所属支部）

山口100期の津田裕絵はレディースチャンピオンの選考勝率が現在5.69。選出順位は45位あたりにつけている。昨年は選考勝率5.34で予備8位に終わって出場権を逃す悔しい思いをした。今年はこのままボーダーラインの上をキープしたいところだ。選考締切の5月末まで残り1カ月半ほどの勝負駆けになる。
また今節出場メンバーでは徳島110期の喜多須杏奈もレディースチャンピオン勝負駆けの状況。選考勝率5.26で現在65位あたりだ。2年連続2回目の出場に向けてここから追い上げを図りたい。


（データはすべて3月30日現在）