ボートレース徳山では3月4日から「山口マツダ・周南東店カップ」が開催される。男女混合の6日間シリーズにA1勢から寺田千恵（岡山）、中辻崇人（福岡）、吉村正明（山口）、宮地元輝（佐賀）、平高奈菜（香川）、松崎祐太郎（福岡）、武富智亮（佐賀）、松田大志郎（福岡）、大山千広（福岡）が参戦する。
出場メンバーでまず目を引くのが女子レーサーだ。寺田千恵は2月の徳山G1中国地区選で優出3着の大活躍を見せたのが記憶に新しいところ。徳山は07年レディースチャンピオンで優勝するなど通算9優出1Vの実績がある水面だけに今節も楽しみだ。
平高奈菜は言わずと知れた昨年のクイーンズクライマックス覇者。今年に入っても1月の下関オールレディースで優勝するなど好調が続いている。徳山では17年に男女ダブル戦で優勝した経験があり当地6優出1Vの実績。1月の徳山オールレディースで優出2着に入っており当地連続優出がかかる。
大山千広はまだ徳山V歴こそないものの、当地は過去6節走って4優出と相性上々。その4優出のうち3優出は男女混合戦でマークしているだけに侮れない存在となるだろう。レディースオールスターから転戦してくる寺田・平高・大山の3人がどうV争いに絡んでくるのか注目したい。
負けていられないのは男子勢だ。V争いを引っ張りたいのは地元の吉村正明。1月の芦屋戦と2月の唐津戦で連続優勝を飾るなど今年すでに2Vと近況好調だ。この徳山戦の翌節にはボートレースクラシックで約4年5カ月ぶりのSG出場も控えている。ここで徳山14回目の優勝を手にしてリズム良くSGへ向かいたい。また2月の徳山G1中国地区選では4日目の転覆も響いて予選43位と悔しい結果に終わっており、その雪辱も果たしたい一節になる。
松田大志郎も楽しみだ。徳山では昨年11月の「住信SBIネット銀行賞」で優出6着、今年1月の「中日スポーツ杯争奪戦」で優出4着に入っており当地2節連続優出中。徳山通算6優出1Vと水面相性良好だ。松田もボートレースクラシックで2年ぶりのSG出場が控えているだけにリズムを上げていきたいところ。マツダの名がついた大会を制して勢いに乗りたい。
その他では徳山V歴がある中辻崇人と松崎祐太郎や、昨年6Vでボートレースクラシック出場権を獲得した宮地元輝らがV争いを賑わせそうだ。


（データはすべて2月17日現在。カッコ内は所属支部）

山口73期の柳瀬興志は1月の唐津戦で優出4着に入る活躍。昨年5月の鳴門戦以来となる約8カ月ぶりの優出を飾った。近況リズム上々で今期勝率は5.60という数字。9期ぶりのA2級復帰が狙えそうな状況だ。前々期は勝率5.35、前期は勝率5.26と5点台をマークするもあと一歩及ばずB1級にとどまる期が続いているだけに、今期こそ久々のA級を掴みたいところだ。
息子の柳瀬幹太（山口124期）は前期にB1級初昇格を果たしており、現在はともにB1級という状態。親子そろってA級レーサーとなる日を楽しみにしたい。


（データはすべて2月17日現在）