ボートレース徳山では1月25日から男女混合の6日間シリーズ「中日スポーツ杯争奪戦」が開催される。A1勢からは山川美由紀（香川）、吉田一郎（長崎）、山一鉄也（福岡）、森永淳（佐賀）、君島秀三（滋賀）、枝尾賢（福岡）、郷原章平（福岡）、下條雄太郎（長崎）、松本晶恵（群馬）、松田大志郎（福岡）が参戦。実力伯仲で混戦のシリーズとなりそうだ。
V争いを引っ張るのは松田大志郎か。松田は昨年34節走って22優出7Vをマークする大活躍。優出22回は全選手中3位、1着128本は峰竜太に次いで全選手中2位という好成績だった。3月のボートレースクラシックで2年ぶりのSG出場を果たすことも決まり、いよいよ16年ヤングダービー覇者がSG戦線で大暴れを始めそうな気配だ。近況も昨年12月に丸亀戦と大村戦で2節連続Vを飾るなど好調をキープしており、今節も優勝争いを賑わす可能性大。また徳山も最近5節で4優出1Vと水面相性良好で、昨年11月の「住信SBIネット銀行賞」で優出したのも記憶に新しいところだ。当地2節連続優出へ突き進むのか注目したい。
対抗一番手は下條雄太郎か。昨年の年間勝率は7.11で、今節出場メンバーのなかでは松田（7.41）に次ぐ2位の数字。年間5Vをマークしてボートレースクラシックの選考で予備3位につけており、約3年ぶりのSG出場へ可能性を残している状態だ。徳山は過去2優出0Vと相性いまひとつだが、当地前走となる昨年10月の徳山G3企業杯では節間11走で7本もゼロ台スタートを決めるなど鋭い攻めが光っていた。今節は徳山初Vを狙う戦いに注目だ。
その他では昨年オーシャンカップとボートレースダービーでSG優出を果たした枝尾賢や、徳山16優出2Vを誇る吉田一郎、昨年12月のびわこ戦で優勝するなど好調な森永淳、前期勝率6.79と53歳になっても衰えしらずの山一鉄也、昨年11月～12月にかけて4節連続優出をマークするなど勢いに乗っている君島秀三らがV候補の一角。またA1勢以外にも大賀広幸（山口）、向所浩二（兵庫）、馬袋義則（兵庫）の記念タイトルホルダーや、徳山2節連続優出中の中嶋誠一郎（長崎）と小野寺智洋（香川）ら楽しみなメンバーが揃っている。
そして女子レーサーも侮れない。山川美由紀は徳山19優出3Vを誇り、近況当地3節連続優出中と水面相性良好。松本晶恵は徳山V歴こそないが、当地優出5回で準Vが3回もあるだけにV争いを沸かせる存在となっても不思議ではない。


（データはすべて1月8日現在。カッコ内は所属支部）

山口65期の大賀広幸は現在5期連続でA2級。最近5期の勝率は5.90、5.72、6.13、5.96、5.89で、あと一歩でA1級を逃す惜しい結果が続いている。特に前期（20年5月～10月）は6月の芦屋戦で優出4着、7月の下関戦で優出6着、8月の丸亀戦で優出6着に入るなど随所に活躍を見せ、8月半ばの時点では勝率6.45の好成績をマークしていた。しかし9月以降にリズムを崩して勝率は5.89まで降下。A2級にとどまることになった。
今期こそ6期ぶりのA1級復帰を果たしたいところ。地元の徳山戦で勝率アップを図りたい。


（データはすべて1月8日現在）