ボートレース徳山では11月10日から「楽天銀行杯争奪戦」が開催される。A1勢からは今村暢孝（福岡）、中岡正彦（香川）、平田忠則（福岡）、小野勇作（佐賀）、原田篤志（山口）、石橋道友（長崎）、吉村正明（山口）、郷原章平（福岡）、海野康志郎（山口）、高田明（佐賀）が参戦。強豪ぞろいで熾烈なバトルとなりそうだ。
シリーズの主役を担うのは原田篤志、吉村正明、海野康志郎だろう。地元のA1級トリオが三つ巴のV争いを演じる可能性も十分だ。
徳山実績では吉村が大きくリード。原田が当地25優出2V、海野が当地20優出2Vなのに対し、吉村は当地38優出12Vを誇る。今年も徳山は4節走って3優出2Vと快走を連発。7月の「九州スポーツ杯争奪戦」と9月の「マンスリーBOATRACE杯争奪戦」で優勝している。今年3回目の徳山Vを狙う戦いに注目だ。
近況リズムなら原田も負けていない。21年前期適用勝率は6.92で、これは吉村（6.79）と海野（6.28）を上回る数字だ。徳山では7月の「九州スポーツ杯争奪戦」で吉村とのV争いに敗れて優出3着、9月の「G1ダイヤモンドカップ」では準優3着と悔しい結果が続いているだけに、今度こそ頂点を目指して勝ち上がりたい。
海野は徳山3節連続優出中。安定した走りで常にV争いを沸かせている近況だ。16年3月の「防長交通杯争奪戦」と18年9月の「山口新聞社杯争奪戦」に続く3回目の徳山Vは射程圏だろう。
遠征勢では平田忠則に注目したい。10月の若松戦をオール3連対で制して待望の今年初V。21年前期適用勝率も6.39まで上がってA1級キープが濃厚となった。徳山は優勝2回の実績があり、周年記念で優出したこともある水面。リズムを上げてきた平田がV争いを面白くするかもしれない。
その他では01年徳山周年覇者の今村暢孝や、徳山2Vの中岡正彦と小野勇作、5月の芦屋周年で優勝戦Fを切って一般戦回り中の石橋道友らも楽しみな存在。A1勢以外では徳山17優出4Vの村上純（岡山）や、実績十分の岩崎正哉（福岡）、地元期待の清水攻二（山口）らも見逃せない。

（データはすべて10月23日現在。カッコ内は所属支部）

山口117期の花本剛が近況大穴を連発している。9月の常滑一般戦では初日に4コースまくりを決めて3連単15万4810円の超高配当を提供し、4日目にまた4コースまくりを決めて3連単3万3220円の大穴を提供。その翌節の桐生ルーキーシリーズでは3コースまくりを決めて3連単3万3960円の高配当を出した。センター速攻で随所に見せ場を作っている近況だ。
21年前期適用勝率は4.53で自己ベストを更新するペース。10月18日に29歳の誕生日を迎えてヤング世代ラストイヤーに入った花本が、今後大きな飛躍を遂げる可能性十分だろう。

（データはすべて10月23日現在）