ボートレース徳山では8月23日から「黒神杯争奪 真夏の覇者決定戦」が開催される。4日間シリーズの短期決戦にA1勢から中辻崇人（福岡）、小野勇作（佐賀）、三井所尊春（佐賀）、今井貴士（福岡）、古賀繁輝（佐賀）、水摩敦（福岡）、岡村慶太（福岡）、塩田北斗（福岡）、中田達也（福岡）が参戦。九州地区から強豪が多数登場する楽しみなシリーズだ。
V候補の筆頭格は三井所尊春か。7月の徳山一般戦「日本トーター杯争奪戦」で優勝したばかり。優勝戦で2コース差しを決めて当地2回目の優勝を飾ったのが記憶に新しいところだ。徳山は最近7節で6優出2Vと相性抜群。今節は当地2節連続Vを狙う戦いに注目したい。
徳山相性なら古賀繁輝も注目だ。当地通算8優出4Vの好成績をマーク。09年10月の一般戦で10戦8勝のオール2連対Vを飾ったのを皮切りに、11年12月の一般戦、12年6月の一般戦、13年4月の一般戦と破竹の当地4節連続Vを果たした経験を持つ。古賀は9月の徳山G1ダイヤモンドカップに出場することも決まっており、ここで当地5回目の優勝を飾って弾みをつけたいところだ。
近況リズムなら塩田北斗が見逃せない。今年11優出4Vという活躍ぶり。特に今期に入ってからは9節走って8優出3Vと快進撃が続いている。徳山はまだ優勝歴のない水面だが、当地2節連続優出中と相性に不安なし。徳山初Vへ突き進む可能性十分だろう。
その他では昨年11月の「オラレ徳山開設11周年記念」に続く徳山2節連続Vがかかる中辻崇人や、徳山2Vの実績がある小野勇作、5月の徳山戦「トライアングルカップ」で優出4着に入ったばかりの水摩敦、9月の徳山G1ダイヤモンドカップにも出場する今井貴士、今年6優出2Vをマークしている岡村慶太、6月の大村戦で優勝するなど好調な中田達也らが有力なV候補となってきそうだ。
A1勢以外ではなんといっても山田康二（佐賀）が必見だ。前期出走回数不足のため現在A2級だが、今年の勝率7.39は今節出場メンバーのなかでトップの数字。5月のG2丸亀MB大賞で優出2着に入り、6月の芦屋戦で今年初Vをマークと近況リズム上昇中なだけに、A1勢を押しのけてV争いをリードするかもしれない。


（データはすべて8月1日現在。カッコ内は所属支部）

佐賀126期の常住蓮（つねずみ・れん）が徳山に初登場する。ボートレーサー養成所ではリーグ全6戦で5優出3Vの好成績を残し、勝率7.93という断トツの数字をマーク。修了記念レースでも1号艇でインからトップスタートを決めて悠々と逃げ切り、126期チャンプに輝いた。佐賀支部が誇る次世代のスター候補だ。
今年5月にデビューし、5走目にFを切る厳しい船出となったが、F休み明けの7月若松戦では3着3本をマークするなど徐々に才能が開花。すでに舟券に欠かせない存在となりつつある。デビュー5節目で迎える徳山初参戦でどんな走りを見せるのか楽しみだ。


（データはすべて8月1日現在）