お盆レースに地元勢が集結だ。ボートレース徳山では8月13日から「tysテレビ山口杯争奪戦」が開催される。山口支部のA1勢から白井英治、吉村正明、大峯豊、竹田辰也、海野康志郎、柳生泰二、森永隆が登場。さらに遠征勢からも上平真二（広島）、永田啓二（福岡）、松田大志郎（福岡）、村岡賢人（岡山）らが参戦し、熱い6日間になることが期待される。
V争いを引っ張るのはもちろん白井英治だ。今年の白井はここまで8優出5Vとリズム上々。記念戦線でも1月のG1唐津周年で優出3着、3月のG1下関周年で優勝、5月のG1徳山周年で優出2着、5月のSGボートレースオールスターで優出4着と結果を残し、賞金ランキング6位につけている。徳山参戦はこれが今年5回目。1月の徳山正月レース「tysテレビ山口杯争奪戦」で優勝しており、今節は今年2回目の当地Vと同タイトル2連覇がかかる。この翌節には下関でのSGボートレースメモリアルを控えているだけに、ここできっちり優勝して準備を整えたい。
対抗一番手は吉村正明か。今年すでに4Vをマークする好調ぶり。3月の下関戦、4月の宮島戦、7月の徳山戦、7月の唐津戦と優勝を重ねており、来年のSGボートレースクラシック出場権が狙える位置にいる。徳山は現在4節連続優出中で、7月の「九州スポーツ杯争奪戦」で節間8勝のピンラッシュを見せて優勝したばかり。今節は当地2節連続Vと今年5Vへの挑戦になる。
その他の地元勢では昨年の徳山お盆レースで白井英治を破って優勝している大峯豊や、5月の徳山戦「スポーツニッポン杯争奪戦」に続く当地2節連続Vがかかる柳生泰二、今年6優出とコンスタントな活躍を見せている海野康志郎、昨年の徳山お盆レースで優出3着の竹田辰也、4月の徳山GWレースでは寺田祥とV争いを演じて優出2着だった森永隆らが楽しみな存在となってきそうだ。
遠征勢では上平真二が見逃せない。4月のマスターズチャンピオンで優出4着に入るなど今年18節走って14優出2Vの見事な活躍ぶり。今年の勝率8.04は全選手中4位という成績だ。徳山では15年の「tysテレビ山口杯争奪戦」で優勝するなど当地3Vと実績十分。地元勢にとって強力なライバルとなるだろう。
その他にも今年3Vと近況好調な松田大志郎をはじめ、徳山4Vの村上純（岡山）、徳山3Vの麻生慎介（広島）など見逃せない選手が揃っている。


（データはすべて7月26日現在。カッコ内は所属支部）

山口79期の胡本悟志が近況好調だ。6月の若松一般戦で約1年5カ月ぶりの優出をマーク。準優進出戦で4コースまくり、準優で2コース差しと快走を連発して久々の優出を果たした。すると7月の児島一般戦でも優勝戦まで勝ち上がる活躍。各地で見せ場を作っている近況だ。
通算3Vの実績がある胡本だが、08年の戸田一般戦を最後に優勝から遠ざかっている状態。近況のリズムなら約12年ぶりの優勝も期待できそうだ。


（データはすべて7月26日現在）