ボートレース徳山では7月8日から「九州スポーツ杯争奪戦」が開催される。A1勢からは原田篤志（山口）、吉村正明（山口）、高橋正男（兵庫）、下條雄太郎（長崎）、宮地元輝（佐賀）、松崎祐太郎（福岡）、森永隆（山口）、小池修平（大阪）が参戦。6日間シリーズで激闘を繰り広げる。
V争いを引っ張りたいのは地元山口支部のA1級3人、原田篤志、吉村正明、森永隆だ。
原田は今年に入ってなかなか優出できず苦しんでいたが、6月の芦屋戦で待望の今年初優出をマーク。近況ようやくリズムが上昇ムードとなってきた。下半期は巻き返しのシーズンにするためにも、まずは地元徳山戦で結果を残したいところ。8月の下関SGボートレースメモリアル出場も決まっただけに、ここで徳山3回目の優勝を飾って波に乗っていきたい。
吉村は今年5優出2Vとリズム上々。3月の下関戦と4月の宮島戦で2節連続Vを飾るなど勢いは十分だ。徳山では通算10回のV歴があるが、16年6月の一般戦を最後に丸4年ほど当地優勝から遠ざかっている。今年初めてとなる徳山参戦で栄冠を手にしたいところだ。
森永は前期勝率6.40をマークして2期ぶりにA1級復帰。前期17節走って7優出を量産するなど安定した走りが光った。徳山では4月末のGWレースで寺田祥に続く優出2着に入ったのが記憶に新しいところ。当地は過去5回優出しているがまだ優勝はないだけに、悲願の徳山初Vを狙いたい今節だ。
遠征勢ではまず宮地元輝に注目したい。今年の勝率は7.20で今節出場メンバーでは唯一の7点台だ。1月の若松正月レース、1月の芦屋戦、5月の芦屋戦で優勝するなど今年8優出3Vと好調な走りが続いている。徳山では5月の「トライアングルカップ」で予選2位通過の活躍を見せて優出6着に入ったばかり。今節は徳山2節連続5回目の優出と当地初Vを目指す。
その他では今年6優出2Vとリズム上々の下條雄太郎や、2期ぶりのA1級復帰を果たした高橋正男、17年10月の徳山戦「オラレ徳山開設9周年記念」で優勝した実績がある松崎祐太郎、前期勝率6.31をマークしてB1級からA1級への大躍進を果たした小池修平らが楽しみな存在。A1勢以外では森永淳（佐賀）、大久保信一郎（佐賀）、樋口亮（長崎）が徳山V歴を持つだけに侮れないだろう。


（データはすべて6月21日現在。カッコ内は所属支部）

山口100期の大井清貴は前々期に勝率5.45をマークして待望のA2級初昇格。しかし前期は勝率4.52とリズムを崩し、B1級へ逆戻りとなってしまった。昨年10月の唐津戦で優出3着の活躍を見せたのを最後に、ここ約8カ月間は優出どころか準優出からも遠ざかっている状態だ。
今期はリズムを取り戻してA級返り咲きを狙いたいところ。今年に入って徳山参戦はもう5節目となるだけに、慣れ親しんだ水面で再浮上のきっかけを掴みたい。