ボートレース徳山では10月9日から「住信SBIネット銀行賞」が開催される。A1勢からは西山昇一（愛知）、山室展弘（岡山）、天野晶夫（愛知）、鳥飼眞（福岡）、一宮稔弘（徳島）、村田修次（東京）、前野竜一（山口）、山崎哲司（愛知）、杉山貴博（東京）、山口達也（岡山）、片橋幸貴（滋賀）の11人が参戦。巧腕ぞろいで大混戦のシリーズとなりそうだ。
V争いを引っ張るのは山口達也か。今年13優出6Vと好調をキープ。1月の児島正月レース、1月の三国戦、2月の鳴門戦、4月の芦屋戦、4月の児島GWレース、6月の戸田戦と軽快に優勝を重ねてきた。徳山ではまだV歴こそないものの、当地最近3節で2優出と相性は上々。徳山初Vを狙う戦いに注目だ。この翌節には地元児島でのSGボートレースダービーを控えており、リズムを上げていきたい一節になる。
対抗一番手は同じく岡山支部の山室展弘か。今期勝率7.33は今節出場メンバーのなかでトップの数字。今年2Vをマークするなど、58歳となった今なお健在ぶりを見せている。徳山はG1周年記念を2回制するなど通算7Vを誇る好相性水面。今年6月の「山口新聞社杯争奪戦」で予選トップ通過（優出5着）したのも記憶に新しいところだ。
その他では徳山V歴を持つ西山昇一、天野晶夫、山崎哲司の愛知勢や、今年10優出2Vをマークしている一宮稔弘、徳山は通算2Vと相性良好の鳥飼眞、前期勝率6.67で2期ぶりにA1級へ復帰した村田修次、今期3優出とリズムを上げてきた杉山貴博、3期ぶりにA1級へ帰ってきた片橋幸貴らがV戦線に名乗りをあげてきそう。地元山口勢では徳山3回目の優勝を目指す前野竜一に期待がかかる。
またA2勢にも侮れない選手がずらり。8月のびわこ戦で通算2回目の優勝を飾るなど勢いに乗っている119期の井上忠政（大阪）や、9月の鳴門戦で約6年ぶりの優勝をマークした桂林寛（福岡）、徳山V歴がある新美恵一（愛知）、鈴木勝博（愛知）、國崎良春（福岡）らがV争いを賑わす可能性充分だろう。

（データはすべて9月22日現在。カッコ内は所属支部）

山口120期の井町泰が飛躍の時を迎えている。5月の唐津戦で5コースまくり差しを決めて19万舟の超大穴を開けると、9月の福岡戦では2コース差しを決めて5万舟の高配当を提供。随所に光る走りを見せ始めている。
デビューから4期続けて勝率1点台でB2級と苦しんできたが、5期目となる今期は勝率2点台にアップ。出走回数の関係でB1昇格は微妙だが、来期につながる走りを見せておきたいところだ。

（データはすべて9月22日現在）