ボートレース徳山では9月18日から「サッポロビールカップ」が開催される。ヤングダービーと同日程で行われる6日間シリーズに、A1勢から森竜也（三重）、大神康司（福岡）、上平真二（広島）、大谷直弘（愛知）、坂口周（三重）、廣瀬将亨（兵庫）、上野真之介（佐賀）、前田将太（福岡）が参戦。栄冠を手にしてサッポロビールの美酒に酔うのは誰だ。
V争いを引っ張るのは上野真之介と前田将太の102期コンビか。上野は今年の勝率が7.16で今節出場メンバーなかでトップの数字。5月のボートレースオールスターではSG初準優出を果たすなど、記念戦線でも存在感を増している近況だ。前田は今年8優出3Vをマークする活躍ぶり。ボートレースダービー出場権も獲得するなど安定した走りが光っている。徳山では15年のG2MB大賞で優出5着、16年のG2MB大賞でも優出4着に入っており水面相性良好だ。上野と前田が火花散る同期バトルを演じるのか注目したい。
坂口周も侮れない。6月の徳山一般戦「マンスリーBOATRACE杯争奪戦」で優勝したばかり。今回は当地2節連続3回目のVを狙っての参戦だ。今年すでに4Vをマークしており、ボートレースクラシック出場権に向けてあとひと踏ん張りの状況。好相性の徳山で今年5回目の優勝を勝ち取りたい。
上平真二もすでに今年4V。3月の浜名湖戦、4月の唐津戦、6月の鳴門戦、7月の多摩川戦と快調に優勝を重ねてきた。徳山は通算15優出3Vと好実績。V争いの主導権を握る可能性充分だろう。
その他にもベテラン健在の森竜也や、徳山10優出2Vを誇る大神康司、軽快な差しハンドルが光る大谷直弘、まくり速攻が魅力の廣瀬将亨らがV戦線に名乗りをあげてきそう。またA2勢では今期勝率6.85と好調ムードの荒川健太（三重）、B1勢では実績充分の室田泰史（福井）らに注目したい。


（データはすべて9月1日現在。カッコ内は所属支部）

山口46期の新良一規は前期勝率5.26でB1級へ降格。近況12期連続で守ってきたA級の座から陥落した。しかし今期初戦となる5月の徳山GWレースで今村豊や寺田祥らとV争いを演じて約11カ月ぶりの優出をマークすると、8月の下関一般戦でも優出3着に入る活躍を披露。今期勝率5.49とA級復帰に向けて好調な走りを見せている。
新良は8月10日で63歳を迎えた。現役選手では高塚清一（72歳）、高橋二朗（70歳）、土井内大助（64歳）、藤井定美（64歳）、尾崎鉄也（63歳）に続く6番目の年長レーサーだ。還暦を超えてもなお衰えぬ走りを見せている新良から目が離せない。


（データはすべて9月1日現在）