
レース展望
楽天銀行賞(2026/01/10〜2026/01/13)
ボートレース徳山では1月10日〜13日まで「楽天銀行賞」が開催される。4日間シリーズの男女混合戦にA1勢からは原田幸哉(長崎)、齊藤仁(東京)、柳生泰二(山口)、茅原悠紀(岡山)、近江翔吾(香川)、今泉友吾(東京)、石丸海渡(香川)が登場。豪華メンバーでの短期決戦だ。
V候補の筆頭格はもちろん茅原悠紀だろう。25年の茅原は年間勝率8.24という全選手中トップの成績を残し、SGで4優出、G1で7優出2Vをマークするなど大活躍。一年を通してボートレース界の主役の一人であり続けた。しかし年末のグランプリでは惜しくも優出3着に終わり、賞金ランキングは2位に後退。自身初の年間賞金王はならなかった。26年は改めて頂点を狙うシーズンに。そのスタートを徳山で切る。茅原にとって徳山は通算13優出5Vと抜群の実績を誇り、G1タイトルを4つも獲っている水面。26年初戦となる徳山戦で優勝して勢いをつけたい。
対抗一番手は原田幸哉だ。年末のグランプリでは無念のトライアル1st敗退に終わったが、11月に浜名湖周年で優勝するなど近況リズムは上々。25年10月に50歳の誕生日を迎えたが、衰え知らずの速攻力で水面を沸かせている。原田にとって26年は地元大村でグランプリがある大事なシーズン。26年初戦の徳山戦で幸先良い滑り出しを決めたい。原田は徳山で通算8優出3Vをマークしており、21年には徳山周年で優勝。水面相性は申し分ない。徳山ではちょうど1年前の1月10日〜13日に行われた4日間シリーズで1・1・1・3・4・1・1着の快走を演じて優勝しており、1年ぶりの当地参戦で徳山2節連続Vを狙う。
地元のエース格は柳生泰二だ。25年は14優出5Vをマークする活躍。年間勝率7.14はキャリアハイの数字だった。4月の津周年で優出2着、11月の下関MB大賞で優出5着に入るなど記念戦線でも存在感。26年は悲願の記念初タイトルをめざすシーズンになってきそうだ。徳山では通算28優出8Vの実績。茅原や原田らを相手に真っ向勝負で地元Vを獲りにいく。
その他では11月の戸田周年で優出4着に入るなど好調な今泉友吾や、25年3Vの近江翔吾と25年2Vの石丸海渡の香川勢などに注目したいところ。A1勢以外では12月の大村戦で6連勝パーフェクトVを飾って約9年ぶりの優勝を果たした井上恵一(福岡)、徳山3節連続優出中の佐々木翔斗(大阪)、11〜12月に4節連続優出をマークした松下一也(静岡)、12月の常滑戦で優勝したばかりの鈴木勝博(愛知)らが楽しみだ。女子レーサーも魚谷香織(福岡)、原田佑実(大阪)、勝浦真帆(岡山)など好メンバーがそろっている。
(データはすべて2025年12月22日現在。カッコ内は所属支部)
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