レース展望

BTS田布施開設9周年記念 スポーツニッポン杯争奪戦(2025/12/24〜2025/12/29)

山口県熊毛郡田布施町にボートレースチケットショップ「オラレ田布施」が誕生したのは16年12月10日。そのオープン9周年を記念して行われるのが「BTS田布施開設9周年記念 スポーツニッポン杯争奪戦」だ。12月24日〜29日までの6日間で争われる男女混合戦に、A1勢からは西島義則(広島)、白水勝也(福岡)、市橋卓士(徳島)、石橋道友(長崎)、松村敏(福岡)、今井貴士(福岡)、石倉洋行(福岡)、山田晃大(滋賀)、宮田龍馬(兵庫)が参戦。その他にも来期A1昇格の中辻崇人(福岡)、高田明(佐賀)など好メンバーが集結する。果たして25年最後の徳山ウィナーとなるのは誰だ。
V候補の筆頭格は中辻崇人だろう。今年ここまで14優出10Vという驚異の活躍ぶり。23年が7V、24年が8V、今年が10Vと進化が止まらない。伸び型仕上げのまくり速攻を武器に今年1着101本をマーク。これは全選手中3位となっており、2年連続の年間最多勝に向けてこの年末の徳山戦が勝負駆けになってくる可能性がある。徳山では通算11優出3Vを記録しており水面相性に不安なし。当地前走となる今年8月の「にっぽん未来プロジェクトin徳山」では優勝戦1号艇で6着に敗れているだけに、今節は雪辱の優勝をめざす。
対抗一番手には石倉洋行を挙げたい。11月の徳山戦「中日スポーツ杯争奪戦」で1・1・2・2・1・1・5・3・1・1着の快走を見せて優勝したばかり。2カ月連続の当地参戦で徳山2節連続Vを狙う。石倉は今年ここまで8優出4Vをマークしており、この年末の徳山戦がSGボートレースクラシック出場への勝負駆けになってくる可能性もある。優勝をめざしてどんな走りを見せるのか目が離せない。
松村敏も近況好リズム。最近10節で6優出3Vの活躍を見せている。10月には津SGボートレースダービーに出場し、予選15位に入って約8年ぶり2回目のSG予選突破をマーク。準優3着で惜しくもSG初優出は逃したが大いに存在感を見せた一節だった。徳山では通算8優出2Vの実績があり、20年には徳山周年で優出した経験もある。有力なV候補の一角となってきそうだ。
その他にも徳山通算37優出14Vを誇る西島義則や、今年7優出3Vをマークしている石橋道友、10月の徳山戦で予選6位の活躍を見せたばかりの市橋卓士、今年15優出1Vとコンスタントな活躍が光る白水勝也、徳山最近6節で3優出1Vの今井貴士、兵庫支部の次代を担う注目株の宮田龍馬、前期勝率6.63で8期ぶりのA1級復帰を決めた高田明など巧腕ぞろいの楽しみなシリーズだ。


(データはすべて2025年12月3日現在。カッコ内は所属支部)

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