レース展望

G1徳山クラウン争奪戦 開設72周年記念競走(2025/11/16〜2025/11/21)

ボートレース徳山の開設72周年記念「G1徳山クラウン争奪戦」が11月16日〜21日まで開催される。秋の徳山に全国からトップレーサーが集結。激戦を制して栄光のクラウンをかぶるのは誰になるのか。
地元の山口支部からは8人が参戦。白井英治、寺田祥、原田篤志、大峯豊、長尾章平、海野康志郎、柳生泰二、佐々木完太の強力ラインナップで遠征勢を迎え撃つ。
地元のエースを担うのは白井英治だ。8月に若松でのボートレースメモリアルで優勝。4回目のSG制覇を果たした。現在賞金ランキングは10位。3年ぶり11回目のグランプリ出場は当確だ。ただ白井はこの徳山周年のあとF休みに入るためSGチャレンジカップは欠場。賞金ランキングが下がってしまう可能性が高いだけに、トライアルの枠番を考えると徳山周年で大きな賞金を上積みしてランクアップしてから休みに入りたいところだ。08年と22年に続く3回目の徳山周年優勝をめざす。
大峯豊も楽しみだ。8月の若松ボートレースメモリアルで悲願のSG初優出。この活躍もあって現在賞金ランキング35位につけ、チャレンジカップ初出場の切符を手にした。グランプリ初出場のチャンスも残るなかで迎える11月の徳山周年。ここで当地記念初Vを飾って年末の夢舞台へ一歩近付きたい。
遠征勢では西山貴浩(福岡)に注目だ。7月に徳山で行われたオーシャンカップでSG初V。20年に徳山ダイヤモンドカップでG1初Vを飾っていた西山が、またしても当地で大きな栄冠をつかんだ。西山は徳山記念レース最近5節で3優出2Vという活躍ぶり。相性抜群の徳山で再び快走を演じるのか。
毒島誠(群馬)にも注目が集まる。前期にまさかのF2を喫し、7月〜10月にかけて90日間の長期F休み。この徳山周年が約4カ月ぶりの記念レース出場になる。現在賞金ランキング36位となっておりグランプリ出場へ崖っぷちの状態。徳山周年で少しでもランクアップして次節のチャレンジカップにつなげたい状況だ。毒島にとって徳山周年は16年に優勝した経験がある大会。9年ぶりの奪還を狙う。
その他にも10月の津ボートレースダービーでSG初Vを飾った末永和也(佐賀)や、23年に徳山SGグランドチャンピオンで優勝している磯部誠(愛知)、7月の徳山オーシャンカップで優出2着の馬場貴也(滋賀)、前期勝率ナンバーワンに輝いた山田康二(佐賀)、賞金ランキング首位の佐藤隆太郎(東京)、グランプリ出場を確実としている上條暢嵩(大阪)、峰竜太(佐賀)、宮地元輝(佐賀)、賞金ランキング20〜30位台でグランプリ出場へ勝負駆け中の仲谷颯仁(福岡)、篠崎元志(福岡)、片岡雅裕(香川)、関浩哉(群馬)など遠征勢は超強力メンバー。V争いは大激戦となりそうだ。


(データはすべて2025年11月1日現在。カッコ内は所属支部)

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