
レース展望
すなっち波乗り王決定戦(2025/06/30〜2025/07/05)
ボートレース徳山では6月30日〜7月5日までの月またぎで「すなっち波乗り王決定戦」が開催される。男女混合の6日間シリーズにA1級(※25年後期適用級別)からは石川真二(福岡)、馬袋義則(兵庫)、武田光史(福井)、田中豪(東京)、長尾章平(山口)、金子拓矢(群馬)、海野康志郎(山口)、柳生泰二(山口)、下寺秀和(広島)が参戦。徳山の波を巧みに乗りこなすのは誰だ。
V争いを引っ張るのは地元の海野康志郎か。今年ここまで7優出2Vと好リズム。6月の大村戦では圧巻の7連勝パーフェクトVを飾るなど勢いに乗っている。特に目立つのはイン戦の強さで、今年1コースは26戦24勝で1着率92%。1〜5月にかけて1コース14連勝をマークするなど鉄壁ぶりが光っている。今節もきっちり勝ち上がってV戦線を沸かせる可能性大か。海野の徳山参戦は22年10月の一般戦で優勝して以来で約2年8カ月ぶり。久々の徳山登場で当地2節連続4回目の優勝を狙う。
地元からは柳生泰二も参戦する。柳生も今年6優出2Vとリズム上々。1月の下関正月レースと1月の尼崎戦で優勝し、4月には津周年で優出2着に入るなど記念戦線でも存在感を見せている。徳山参戦は5月の「くだまつ健康パーク杯争奪戦」以来。あのときは準優敗退という不本意な結果に終わっただけに、2カ月連続の当地参戦で今度は底力を見せつけたい。徳山8回目の優勝をめざす。
地元からはさらに長尾章平も登場する。今年まだ優勝こそないものの7優出をマークする充実ぶりだ。今節出場メンバーのなかでの今年の勝率ベスト3は、1位が海野で7.20、2位が長尾で7.08、3位が柳生で6.96。トップ3を占める地元A1級トリオがシリーズの軸を担うことになるのか。
遠征勢では徳山3Vの実績を持つ馬袋義則と武田光史や、今年2Vをマークしている下寺秀和、5月の住之江戦で優勝するなどリズム上昇ムードの金子拓矢、前付けでシリーズをかき回す石川真二、前期勝率6.41で4期ぶりのA1級復帰を果たした田中豪らがV争いに加わってきそうな気配だ。
女子レーサーでは5月の常滑レディースオールスターで予選3位の活躍を見せた前田紗希(埼玉)や、6月にデビュー通算1000勝を達成した水口由紀(滋賀)、若手注目株の登みひ果(兵庫)らに注目したい。
(データはすべて2025年6月12日現在。カッコ内は所属支部)
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